宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”戦争する国づくり”へ、自衛隊を海外派兵の軍隊への大改造の一端を誇らしげに語る小野寺防衛大臣

2014年03月08日 | 憲法・平和

 今月2日の小野寺防衛大臣の臨時会見を防衛省のホームページで読みました。 記者との質疑応答の一部を紹介させていただきます。(これは、小野寺防衛大臣が、陸上自衛隊相原駐屯地での訓練を視察した際の「ぶら下がり」会見です)

 「記者 佐世保で具体的に崎辺地区への水陸起動団の配置という話しがでていますが、その辺は防衛大臣はどのようにお考えでしょうか」

 「大臣 いずれにしても、今後水陸起動団を含めて様々な装備をこの起動団は持つことになりますので、どの場所に今後展開するかということは具体的には決まっておりませんが、やはり島嶼部のことを考えた場合、九州、あるいは南西地域が一つの想定される場所だと思っております」

 「記者 水陸起動団は中期防に盛り込まれていますので、5年以内の新編ということが予想されると思うのですけれども、設置の時期、具体的にいつ頃なのかというのは、大臣どのようにお考えでしょうか」

 「大臣 これはなるべく速やかに設置したいと思っております。 いずれにしても、約3,000名規模の部隊になりますので、その能力を高めるためにも、教育、人材育成、これが 重要です」

 記者 西方普通科連帯は今700人程度ですので、3,000人規模と言いますとかなりの数の人材育成が必要になってくるかと思うのですけれども、具体的にはどのように育成をされていくようなイメージなのですか」

 「大臣 まず、日米での訓練をさらに強化していくということ。 それからこの部隊の中核となる教育にあたる隊員が今後さらに多くの部隊の訓練をおこなうということ。 また水陸両用車が今回参考品で入っておりますが、当然その運用する部隊も必要ですし、また、ティルトローター機、オスプレイのような機体も今後入ってまいりますので、そういう全てを合わせた中で今後部隊が再編されていくと思います」

 「記者 今日の訓練は着上陸だったと思うのですけれども、本当にやっていくのであれば奪還という力を持っていかななくてはならない。 それには空とか海とかの連携が必要になると思いますが、そういったものができるのはいつ頃を目標にしているのでしょうか」

 「大臣 もうすでに実際行っております。 先日のアメリカとの共同訓練、実は今もまだ部隊はアメリカに残っておりますが、そこでは具体的に艦上からの攻撃を行い、その後、先ほど見ていただいたような水泳での上陸斥候、そしてボートでの上陸、その後に今度はLCAC(ホ-バ-クラフト型上陸用舟艇)等、様々な装備をつかっての上陸、それから上陸した後に例えばレーザー誘導での攻撃、こういうことを実際に行っておりますし、それは日本の海上自衛隊との協力でも行っていますし、日米でも行っています。 米側の海兵隊の評価では、今能力的には世界トップレベルだということでありますので、こういう能力をこれからも多くの部隊に共有する中で水陸起動団の充実を図っていきたいと思っています」

 まさに、「戦争する国づくり」のために、「専守防衛」という建前すら投げ捨てて、米軍の指揮、教育、訓練のもとに、日本の自衛隊が、海外派兵の「軍隊」へと大改造されている姿が浮き彫りになっています。

 志位委員長は、1月の第26回党大会の報告で、次のように呼びかけました。

 「”戦争する国づくり、暗黒日本への道”を拒否する、日本の理性と良識を総結集しようではありませんか」そして、「自衛隊を海外派兵の軍隊へと大改造する軍拡計画をやめさせましょう」


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