日本共産党がめざしている、民主主義的変革の意義について、「綱領」第15節は次のように述べています。
「民主主義的変革によって独立・民主・平和の日本が実現することは、日本国民の歴史の根本的な転換点となる。日本は、アメリカへの事実上の従属国の地位から抜け出し、日本国民は、真の主権を回復するとともに、国内的にも、はじめて国の主人公となる」
「民主的な改革によって、日本は戦争や軍事的緊張の根源であることをやめ、アジアと世界の平和の強固な礎の一つに変わり、日本国民の活力を生かした政治的・経済的・文化的な新しい発展の道が開かれる。日本の進路の民主的、平和的な転換は、アジアにおける平和秩序の形成の上でも大きな役割を担い、21世紀におけるアジアと世界の情勢の発展にとって、重大な転換点の一つとなりうるものである」
日本共産党はこうした、日本の民主的改革の大きな展望を持ちながら、現在、野党連合政権の合意づくりに全力をあげています。
今年1月に開催した第28回党大会では、「第1決議(政治任務)」のかなで、次ぎのようによびかけました。
【安倍政権からの転換の3つの方向にそって、野党連合政権をつくろう】
第1に、憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する。
第2に、格差をただし、暮らし・家計第1の政治にきりかえる。
第3に、多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く。
「この方向にこそ、安倍政治にかわる、新しい希望ある政治への道がある。日本共産党は、これまでともに共闘を担ってきた多くの市民のみなさんと、国会内外で共闘してきた他の野党のみなさんに、この3つの方向にそって安倍政治を根本から転換する野党連合政権を実現することを、心から呼びかけるものである」
【志位和夫日本共産党委員長の「党創立98周年記念講演」から】
「新自由主義による社会の脆弱化は、介護、障害福祉、保育、雇用、経済、教育など、あらゆる分野におよんでいます。コロナ危機のもとでそれが明瞭になるもとで、日本でもこれまでにない幅広い人々から、新自由主義批判と、この路線からの転換を求める声が起こっています」
「私は、心から訴えます。新型コロナ危機の体験をふまえ、新自由主義からの転換という旗印を、市民と野党の共闘の旗印に掲げ、共闘をさらに豊かに力強く発展させ、野党連合政権への道を開こうではありませんか」
日本共産党は、「民主主義革命と民主連合政府」実現への展望をもっていますが、現実の国民のたたかいの経験からしっかり学び、統一戦線政策を豊かに発展させる決意です。ご一緒に、歴史的なたたかいに取り組みましょう。
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