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宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

”アメリカの建国はイギリスの植民地からの独立のたたかいの勝利であった” (10)

2019年11月19日 | 綱領関連

 21世紀を迎えた世界は、「アメリカが、アメリカ一国の利益を世界平和の利益の上に置き、国連をも無視して他国にたいする先制攻撃戦略をもち、それを実行するなど、軍事的覇権主義に固執していることは、重大である。 アメリカは、地球的規模で軍事基地をはりめぐらし、世界のどこにたいしても介入、攻撃する態勢を取り続けている。 そこには、独占資本主義に特有の帝国主義的侵略性が、むきだしの形で表れている」(「綱領一部改定案」第10節より)

 「これらの政策と行動は、諸国民の独立と自由の原則とも、国連憲章の諸原則とも両立できない、あからさまな覇権主義、帝国主義の政策と行動である」(「同上」)

 「いま、アメリカ帝国主義は、世界の平和と安全、諸国民の主権と独立にとって最大の脅威となっている」(「同上)

 こうした、アメリカに対する基本的な見方と同時に、次の点の見方も重要だと思います。

 「軍事的覇権主義を本質としつつも、世界の構造変化のもとで、アメリカの行動に、国際問題を外交交渉によって解決するという側面が現れていることは、注目すべきである」(「同上」)

 私は、綱領の一部改定案の「植民地体制の崩壊と百を超える主権国家の誕生という、20世紀に起こった世界の構造変化」(「綱領一部改定案」第9節)と日本の「独立国としての地位」を奪い、「きわめて異常な国家的な対米従属の状態」(「綱領第5節」)に陥れているアメリカの建国の歴史について、考えさせられています。 

 「ウイキぺデイア」の「アメリカ独立戦争」では、「1774年、イギリス議会は植民地に対して次々と懲罰的な立法措置を行なった」「一連のイギリス側の政策に対し、13植民地は対策協議のために大陸会議を開いて本国との和解の道を探ったが、打開できないままであった」

 「この戦争(アメリカ独立戦争)によって、植民地住民はイギリスの支配を拒否しアメリカを政治的独立に導くことに成功した。 1775年、革命派は13植民地政府の全てを掌握すると共に、主に政治と立法を担当する第二次大陸会議と軍事を担当する大陸軍を発足させた。 翌年、アメリカ独立宣言を発して、正式にアメリカ合衆国という国家を形作った」

 アメリカ独立戦争は、1775年から1783年のパリ条約でイギリスがアメリカの独立を認めたことで終結した。

 独立戦争勝利の要因はいくつもあると思います。 厳しい、長期にわたるたたかいに勝利した大きな政治的要因は、やはり、「アメリカ独立宣言」に現れているのではないでしょうか。

 アメリカ13州の結束、「独立」要求の大儀、新しい国家の展望等が明確に示されていると思います。 次回に「アメリカ独立宣言」を考えて見たいと思います。