宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”順調ではないが、必ず成功” 朝鮮半島の非核化=文韓国大統領

2018年05月27日 | 憲法と主権国外交

 文在寅韓国大統領が今日午前10時半過ぎ、26日に開いた北朝鮮の金正恩国務委員長との板門店での会談について説明しました。 韓国連合ニュースによると、次のように述べています。

 「朝鮮半島の完全な非核化と完全な平和への道は決して順調ではない」「私は大統領として国民が与えた全ての権限と義務を尽くしてその道に行き、必ず成功する」と述べたと伝えました。

今回の2回目の首脳会談について、文大統領は、「金委員長が一昨日(25日)午後、形式は問わないので会いたいとの意思を伝えてきた。 私は快諾した」(朝日新聞デジタル)と報道されたことにも注目させられました。

 文大統領は、「朝米(米朝)首脳会談が成功する場合、南北米首脳会談を通じ(朝鮮戦争の)終戦宣言が推進されることを期待している」「私の全ての努力は南北関係改善のためでもあるが、一方では南北関係改善に必要な朝米首脳会談の成功のためでもある」(連合ニュース)と語りました。

 そして、文大統領が語った、次の言葉が心に響きました。

 「振り返ってみれば、長い間われわれは不安だった。 安全保障の不安と恐怖が経済や外交はもちろん、国民の日常敵な生活にまで浸透した。 われわれの政治の立ち遅れの最大の理由でもあった」「しかし、今われわれは歴史の流れを変えている。 平昌冬季五輪を平和の五輪とし、緊張と対立の象徴だった板門店に平和と繁栄の新しい道をつくっている」

 


「板門店宣言」の理念と合意が生きた力として発揮されている

2018年05月27日 | 憲法と主権国外交

 6月12日に予定された米朝首脳会談が、中止される事態となり、世界に衝撃が走りました。 「しんぶん赤旗」26日付は、「6・12首脳会談中止」とともに、より大きな見出しで「米朝、対話継続の意思」と報じました。 そして、志位委員長の談話を掲載しました。 その内容全文は、「赤旗」に掲載されました。 

 同「談話」では、「米朝双方が、対話による解決の意思を引き続き表明していることは重要」と指摘した上で、次のように述べています。

 「朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制の構築にむけた米朝首脳会談の実現に世界の多くの人々が強い期待をかけている。 米朝双方が、首脳間の緊密な意思疎通を強め、首脳会談の実現に向けた努力を引き続き行うことを強く求める。 日本を含む関係国のそのための努力を強めることを、心から呼びかける」

 今朝、27日付新聞各紙は、一面トップで、「南北首脳 再会談」の見出しが躍っていました。 南北両首脳は、26日、午後3時から5時まで板門店で行われたとのことです。 北朝鮮の中央通信の会談の要旨が報道されました。 韓国の文大統領が今日午前10時に、会談内容を発表するとされています。

 こうした、激しい動きを検討する上で、改めて重要な”基準”になるのは、私は、4月27日の「板門店宣言」ではないかと思っています。

 同宣言は、「南と北は、朝鮮半島の非核化のための国際社会の支持と協力のために積極的に努力することにした」「両首脳は、定期的な会談と直通電話を通じて、民族の重大事を随時に真剣に論議し、信頼を堅固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一を目指す良い流れをさらに拡大していくために、共に努力することにした」

 「当面、文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問することにした」

 この「宣言」の内容を超えて、「随時の首脳会談」に踏み切った今回の首脳会談に両首脳の真剣さを強く感じました。

 今日、10時からの文大統領の発表を待ちたいと思います。