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潮流発電、来年度に指針策定へ

2013-10-20 13:51:58 | 津軽海峡の海流発電
10/20建設通信新聞が伝えておりました。

-国交省/波力、潮流発電を実用化/来年度に指針策定着手-

 波力や潮流・海流、海洋温度差といった海洋エネルギーを利用する革新的発電技術の研究開発が進む中、国土交通省は2014年度から、実用化の前提となる安全・環境ガイドラインの策定作業に着手する。14年度の早い段階に、学識経験者や民間企業らも交えた検討会を立ち上げたい考えだ。ガイドラインでは洋上や海中に設置する発電施設の構造、位置保持システムなどに関する技術基準を定める。15年度に波力と潮流、16年度に海流と海洋温度差発電のガイドライン策定を目指す。

 国交省は14年度予算編成に当たり、「海洋エネルギーの活用促進のための安全・環境対策」にかかる予算1億円を新規に要求した。予算が認められれば、海事局が事務局となるガイドラインの検討会を早期に設置。学識者のほか、造船や電力会社、総合商社、船舶認証機関の日本海事協会などの民間にもメンバーに加わってもらう。現場レベルの声を当初から集めることで円滑な実用化につなげる。

 海洋エネルギー発電については、14年度以降に経済産業省などによる実証実験が行われる予定。なかでも、波力と潮流の2つは比較的研究が進んでいるとされる。

 海洋に設置する浮体式発電施設などは、船舶として扱われ船舶安全法の対象となる。このため、実用化に当たっては、係留技術や非常時対策などの技術的検討を踏まえた安全・環境ガイドラインが不可欠になる。ガイドラインには材料や荷重、構造設計、係留システム、設備などに関する規則を明記することになりそうだ。

 14年度中には先行して波力、潮流発電のガイドラインの大枠を固め、実証実験で得られたデータなども勘案しながら15年度中に確定する。海流、海洋温度差発電は15年度に検討に入り、16年度中に策定する見通し。

 14年度予算概算要求には、海上技術安全研究所(東京都三鷹市)にある国内最大の海洋構造物試験水槽の基盤強化費3億6000万円も新規に計上。垂直方向の潮流に速度差をつけられる「鉛直速度差潮流発生装置」や、複雑な不規則波の発生が可能な「ダブルフラップ型多分割造波機」を導入し、送風装置などの機能も高める。これにより実際の波や潮流を再現し、海洋エネルギーや海上構造物の研究開発に役立てる。

-引用終わり-

海洋エネルギーは「波力」と「潮力」、次に「海流」と「海洋温度差」の順、「浮体式」は技術的検討を踏まえた後になりそうですね。

公務員マラソンの川内選手は数多くの大会に出場することで有名ですが、関口宏さんが「泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロみたいな選手ですね」とコメントしていました。海流発電は流れの速い大間沖が適地ですが、泳ぎ続けるマグロの産地でもあります。
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