i氏の海外生活体験記

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ベトナムの再生エネ事情

2012-05-09 18:31:20 | ベトナム滞在記
5/8アジア経済ニュースが伝えておりました。

-再生可能エネ、資源多くも開発進まず-

ベトナムで再生可能エネルギーの利用が進んでいない。太陽光や風力など豊富なエネルギー資源を持つものの、開発可能な再生エネルギーのうち実際に開発されているのは5%にとどまるという。6日付ベトナムネットが報じた。

ベトナムの年間日照時間は2,000~2,500時間に上り、太陽エネルギー密度は1平方センチメートル当たり150キロカロリーと、原油に換算すると年間4,390万トン分に相当する。また風力発電の開発可能容量は年間71万3,000メガワット(MW)と推計されている。水力資源も豊富で、出力0.1~30MWの小規模水力発電所を国内1,000カ所以上に開発することが可能で、総出力は4,000MWを超える見込み。このほか地熱発電やバイオマス発電なども開発余地が大きい。

ただ再生可能エネルギーの利用は遅れているのが現状。ベトナム政府は再生可能エネルギーの利用拡大に向け、2007年に「国家エネルギー開発戦略」を採択。これに基づき、商用一次エネルギー供給における再生可能エネルギーの割合を20年に8%、25年に8%、50年に11%に引き上げる方針だ。

先月には、南部ビントゥアン省で国内初の風力発電所が本格稼働した。ベトナム再生エネルギー社(REVN)が建設した発電所で、タービン20基による国内電力網への電力供給を開始。ほかにも複数箇所で出力10~125MW程度の中規模風力発電所の事業化調査(FS)が行われている。こうした動きが今後どう拡大していくのか注目される。

-引用終わり-

ベトナムでは開発の速さに電力の供給が追い付かず、大幅な電力不足が懸念されています。原発を何としてでも推進させようとする国内事情があるわけです。

水力発電は結構盛んと聞きますが、風力発電所も本格稼働したとは知りませんでした。

もし計画停電と洪水が無くなれば、生活向上に計り知れないほど寄与することでしょう。

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