i氏の海外生活体験記

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鉄道利用者予測の過大要因

2014-09-07 00:43:32 | 一般
9/6東奥日報WEBで伝えておりました。

-三セク鉄道9割が利用者予測過大 市民オンブズマン調査-

 全国市民オンブズマン連絡会議は5日、過去10年間に開業し、地方自治体や第三セクターが所有または運営する鉄道21路線のうち、約9割に当たる19路線で、初年度の利用者数が事前予測を下回っていたとの調査結果を発表した。このうち9路線は実績値が予測の50%に届かず、同会議は「需要予測が過大だった」と指摘している。

 同会議によると、事前予測との差が最も大きかったのは、三セクの中之島高速鉄道が所有し、京阪電気鉄道が運営する中之島線(大阪市)。利用者が1日当たり12万3千人との予測に対し、実際は2万5千人(20・3%)だった。

-引用終わり-

私も需要予測関係の仕事をしていましたので何となく分かります。新規路線の計画は特に費用便益(B/C)で必要性を判断されますので、仮定など大きく見積もる方向に成りがちなのでしょう。事業を潰す訳にはいかない、というのが本音でしょうか。

重要指標である人口推計は財政計画や施設計画、道路計画なら自動車交通量、広場やデッキ計画なら歩行者数が計画規模にかなり影響します。

私は良く「細街路に1万台流すのはおかしい」とか施主にクレームを付けたりしていました。ある時施主側から「おかしいのは分かったが、計算しているコンサルに説明して変更させてほしい」と頼まれました。その超大手コンサルに説明したところ「再計算にはお金が掛かるので費用はそちらで負担してほしい」とトンデモナイ回答でした。施主に相談したところ、天下りOB営業から連絡があり「今回は黙って負担してくれ」でした。

私は泣く泣くその夜、痛飲してしまいました。

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