i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

六ヶ所Mox燃料加工施設の主要論点(地盤・地震)

2014-02-27 12:17:13 | 大間原発の中間貯蔵化
2/25原子力規制委員会HPより引用します。

-日本原燃(株) 核燃料物質加工事業変更許可申請(MOX燃料加工施設)等の申請内容に係る主要な論点-

新規制基準に対して、日本原燃(株)から提出された同社再処理事業所の核燃料物質加工事業変更許可申請(MOX燃料加工施設)等に関し、これまでの審査会合やヒアリングを通じて確認した結果、主な論点を以下のとおり指摘する。これらについては、今後詳細な説明を求める。なお、これらは、現時点におけるものであり、今後の審査の進捗により変更が有り得る。

(地盤・地震関係)
●下北半島地域の地下深部の地質構造について、形成メカニズム等に関する知見を収集した結果から如何に評価したのか示すこと。
●大陸棚外縁断層の活動性等の調査・評価結果を提示すること。
●七戸西方断層、上原子断層及び野辺地断層の連動の要否を判断するための地質調査結果等を提示すること。
●出戸西方断層の北方及び南方への延長に関する地質調査結果等を提示すること。
●敷地の地下構造を把握するのに実施した調査・分析について、特異な傾向の有無を確認するめ、全ての評価結果を提示すること。
●敷地内破砕帯について、評価対象としている破砕帯(f系断層)に関わる調査・評価のデータの
みならず、その代表性が適切であることを判断するため、全ての破砕帯の調査・評価のデータも提示すること。
●プレート間地震について、地震規模、震源領域等の設定に関わる検討内容を示すこと。
●プレート内地震について、ディレクティビティ効果等を考慮した不確かさに関する検討内容を示
すこと。
●地盤観測点で得られた地震観測記録の比較等を行い、策定している基準地震動の妥当性等を示すこと。
●「震源を特定せず策定する地震動」に関して、基準地震動評価ガイドにある地震観測記録収集対象事例の16地震について、観測記録等の分析・評価を実施すること。
●基準地震動や耐震設計の策定にあたり、2005年8月16日宮城県沖の地震、2011年東北
地方太平洋沖地震及び2011年4月7日宮城県沖の地震を踏まえて、どのような考慮がなされたか示すこと。

(火山関係)
●火山事象(火砕物密度流)について、施設の運用期間中に影響を及ぼす可能性が十分小さいとしているが、これを判断するための検討資料を提示すること。また、具体的なモニタリングの実施方法を説明すること。

-引用終わり-

申請書を確認したわけではありませんが、上記の論点を拝見するとシロウト目にも心配していたことが当たっていたような気がしてなりません。つまり「都合の悪い事象は指摘されてから対応する」というスタンスではないかということです。

例えば、「事業者による地盤の追加調査の結果が評価・反映されていない」「基準地震動について近年の大地震を踏まえて検証していない」などです。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雪蔵りんごの拡大 | トップ | 青森市議会が再質問 »
最新の画像もっと見る