i氏の海外生活体験記

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少しずつ復興支援が動き出す(その6)

2011-10-12 12:16:21 | 震災復興
一昨日、福島沖震源の震度4の地震がありました。丁度、現地で仕事をしている時でした。
仙台近辺は震度3でしたが、こちらに来てからは一番大きい余震でしょうか。

気付いたことがあります。

電柱、樹木、大地が揺れ始めて、我々は作業の手を休め大きくならないか状況を静観していました。
しかし、こちら地元の人は、自転車、歩きも止めないですし、「あっ、地震だ」という人も全くいません。
この程度の余震は頻繁にあるため、もう生活の一部になっているのでしょうか。

我々プロジェクトでは「震度4以上で警報が発せられたら、先ず高台に逃げること」としています。


そう言えば、三陸地方の昔からの言い伝えで「地震が来たら○○だ」という教訓があるそうです。
「親、子供の心配などせず、地震が来たら先ず自分が避難せよ」という意味で、言い伝えられているとか。
人道的には、お年寄りや寝たきりの病人などを振り切るわけですから、人間のあるべき行動として疑問符も付きます。そのため外部には出しません。
しかしながら、この言い伝えは奥が深く「一家全滅したら子孫が途絶えてしまう」ことを回避する苦渋の言い伝えです。

「種の存続」の話で、蟻の大移動中に小川があると自ら「蟻の橋」を作り、その上を女王蟻などが渡るのだそうです。
その後「蟻の橋」は流されて一族は生き延びます。

NHK「江」を見ても、似たような思いが過ります(ちょっと違うかな・・)。


ところで「地震が来たら○○だ」の「○○」がどうしても思い出せません。
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