i氏の海外生活体験記

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沿道の着眼点

2013-05-14 15:58:41 | しもきた
5/14河北新報が伝えておりました。

-スマートIC、被災3県で8ヵ所誘致 経済起爆剤に期待-

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、高速道路に簡易型のスマートインターチェンジ(IC)の設置を目指す動きが相次いでいる。8カ所で誘致が進み、全国の誘致活動の3分の1が集中する。総事業費は通常のICと比べ半額余りで、地元負担も少ない。物流活性化や企業誘致などの効果が見込め、誘致する市町村は経済復興の起爆剤として期待している。

 スマートICは自動料金収受システム(ETC)を搭載した車両が利用できる。既存のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に設置して、整備費を抑える例が多い。設置に向け関係機関の協議が進んでいるのは、東北自動車道では、いずれも仮称で滝沢南(岩手県滝沢村)、矢巾(同矢巾町)、奥州(奥州市)、郡山中央(郡山市)の4カ所。常磐自動車道は3カ所。亘理PA(宮城県亘理町)、鹿島(南相馬市)のほか、2014年度開通予定の新地-山元IC間で坂元(宮城県山元町)の設置が検討されている。仙台東部道路では、名取中央(名取市)の設置を目指す動きがある。

 東北地方整備局によると、スマートICの設置を目指す8市町村は3月、整備の前提となる実施計画書を東日本高速道路などに提出した。いずれも高速道路への連結を近く国に申請する見通し。15~19年の使用開始を想定している。名取中央は、新興住宅地や大型ショッピングセンターの周辺に位置し、名取市が震災復興計画に基づき仙台空港北側に整備を予定する国際物流拠点にも近い。期待されるのは企業誘致や経済活性化などの効果だ。市土木課は「スマートIC設置は低コストで大きな効果を見込め、魅力的だ」と説明する。亘理PAの予定地は、津波で被災した亘理町荒浜地区の隣接地。坂元は、集団移転先として整備する新市街地に近く、いずれも復興まちづくりでも大きな役割を担う。福島第1原発事故などの影響で工場の撤退の動きが相次ぐ南相馬市は、鹿島の設置で事業所の誘致を狙う。担当者は「産業の復興に結び付けたい」と言う。

 東北地方整備局は「被災地で設置の動きが目立つのは、復興につながるとの期待が大きいからでないか。地域の活性化や物流の効率化に有効に生かしてほしい」と話す。

[スマートIC]ETC搭載車が対象で簡易な料金所の設置で済み、料金徴収員が不要なため、経費を抑えられる。設置費用は、接続する一般道路から料金所までの道路整備費などを市町村などの道路管理者、それ以外は国が負担する。平均の総費用は通常のICの35億円程度に対し、スマートICは20億円程度。東北6県では9カ所あり、SAに設置されたのが長者原、寒河江、西仙北、PAが福島松川、泉、新鶴、鏡石、三本木、本線直結が白河中央。

-引用終わり-

ちょっと自己紹介をしておきます。

私は今、「地域活性化コンサルタント」という新分野に乗り出そうとしています。「人口減少、少子高齢化の進む田舎を如何に維持していくか」というテーマに取り組んでいきます。まあ、一般的にはとても無謀な事でしょう。

東京での30年間の計画・設計コンサルタント業務、3年間の海外業務の経験を活かし、今後、ここ川内で社会との着地点を模索する予定です。できれば過疎地でのビジネスモデルに発展させることが目標です。そのために可能な限りその計画の経緯や手法、着目点をこのブログで表現していければと考えています。

コンサルタント業務では広範囲なものに関わり合いましたが、もともと私の専門は道路計画です。RCCMの資格は「道路」「都市計画及び地方計画」「建設環境」「鋼構造及びコンクリート」「トンネル」「造園」、その他「一級土木」などを持っていますが、それより「ベトナム検定」「将棋初段」などもあります。余談ですが嫁はベトナム人です。

さて、本題ですが、上記記事の「スマートIC」は地域活性化、物流の効率化には実に有効な方策でしょう。しかしながら、その前提は高速道路に併設という事です。果たして高速道路の無い地域には何か良い方法は無いものでしょうか。

私はここ何度かむつ~川内を移動する途中で気が付いた場所があります。
①大湊海上自衛隊の直線通りの隣りで道路工事及び造成が進んでいる
②城ヶ沢温泉の跡地が空地のまま
③下北ワインの隣りの廃校建物がそのまま
④海中埋没林の案内看板が分かりにくい
⑤田野沢ゆとりの駐車帯の上に見晴らし台がある
⑥養魚場の建物が解体されている
⑦マエダまで買い物押し車で歩いて行くお婆ちゃんも結構いる

私はこの見える場所しか気が付きませんが、これらの場所に「沿道一体型土地利用」が考えられないか、という着眼点なのです。例えば①は芦崎湾周辺海浜公園構想(50年掛けた都市公園)、②は地熱発電と保養所、老人ホーム、③は下北ワイン敷地と連携した子供遊戯スペース、④は埋没林の見学施設の補完、⑤は照明、トイレなどの電気をカバーする風力発電、⑥は海産物取扱いの「海の駅」、⑦はお婆ちゃんの休憩所「まちの駅」などです。

持ち主には実に迷惑な思い付きでしょうが、取りあえず勝手なアイデアです。

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