「レモンかミルクか?」天井からはこの上ないジャズが零れ落ちる。「ホットかアイスか?」ジャズと交じり合うと水が流れる音も食器が崩れる音もレジもいずれも、楽器になる。「はす向かいにモスバーガーがあるの」電話を握るおばさんのボーカルだけが、唯一不協和音を作り出していた。#twnovel
「おーいお茶だよ!」
おっかない声がしました。
「伊藤園のお茶に決まってるだろ」
立場が変われば落葉にもなるのだし、
都会はいつだって魔界の扉を開いているのです。
リングに3度、ゴングが鳴るとジョギングが始まります。
ニートは完全なるルートを見つけ出そうと
絶え間ない努力を積み重ねていたのでした。
おっかない声がしました。
「伊藤園のお茶に決まってるだろ」
立場が変われば落葉にもなるのだし、
都会はいつだって魔界の扉を開いているのです。
リングに3度、ゴングが鳴るとジョギングが始まります。
ニートは完全なるルートを見つけ出そうと
絶え間ない努力を積み重ねていたのでした。