いつになっても耳慣れたワードを拾わないので、もしやと思い聞き続けた。思った通り彼らは異国の人々だ。いくら聞いても何1つ理解することができないので、安心して聞いていることができた。ただ、人がいるという気配だけあればよい。私は足を伸ばし、耳を傾けた。猫と人との距離で。#twnovel
何度立上がろうとしても駄目だった。(あの頃はよかったけれど)進もうとしては邪魔が入り、心を開こうとしても闇の力によって押し戻される。もう駄目。(私を信じて)トモの声が聞こえた気がした。(あと少しだけ)ルイはトモが良い知らせを持ち帰るまで自分であり続けようと決めた。#twnovel