暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

ホスピス~緩和ケア

2013-05-15 15:43:50 | 日記

母の病院の付き添いがあり、二日間ブログを書かなかった。

母はがんのステージⅣだった。


医師は、患者が治療を望まないのであれば、がんが進行して、からだの状態が
しだいに悪くなって行ったら、家で家族が介護して往診してくれるドクターを
探しておくことと、ホスピスなら予約をしても数か月待つことになるという
話をした。


母に頼まれて、ホスピスを探してみた。

私たちの住む県のホスピス、つまりは緩和ケア科がある病院は、県のホームページを見ても
15か所しかなく、待機人数も多く、たやすく入所することはできない。


姉がひとつの緩和ケア科に電話をして、入院までの流れを聞いた。

対象となる患者は、がん治療がもう行なえない末期のひとか、がん治療を望まない人。

入院資格があるかどうかの判断をしてもらうためには、まず受診の申し込みをするが
受診日はずっと先になる。

そして、受診して、入院資格があるとなったところで、そこで初めて予約の申し込みとなるが、
そのときすでに痛みを緩和する必要があるひとが対象となるわけで、それから、
数か月を待つのは耐え難いものがある。

数か月待って、入院できるようになっても、差額ベッド代が、そこの病院では
1日、26,250円だという。

それが30日だと、787,500円だ。

その金額に驚いて、他のホスピスをいくつか探してはみたが、入院までの流れは
どこも同じようで、差額ベッド代のかからない部屋に入るのは、入院している人でも
順番待ちをしているようだ。


ドラマに出てくるような、海が見えて、芝生ときれいなガーデンのあるホスピスなどは
仮にあったとしても、安くは入れないようだ。


きょうだい3人で報告会と相談をして、姉が母にホスピスについて話し、母は
ホスピスは、考えから外したようだった。


いま、家事も自分で体調を見ながら自分でこなしているが、クリニックに行くのは
タクシーだ。

近所のコンビニに行って、生鮮も含め、身近で買い物をして過ごしているが、
将来的には、老人ホームも考えているので、パンフレットが見たい、と言っている。

老人ホームも費用はそれなりにかかる。

地獄の沙汰も金次第か。




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コメント
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