じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「夕凪の街 桜の国」に感動

2010-04-30 01:06:37 | Weblog
★ 「夕凪の街 桜の国」を観た。原爆の傷痕を一つの家族に焦点を当て丁寧に描いていた。美しく、悲しく、素晴らしい映画だった。

★ 佐々部監督の昭和描写は絶品だ。

★ 髪留めと川が象徴的に使われているように感じた。原爆の傷が世代を超えて引き継がれていく様、そして傷を負いながらも力強く生きていく人間の素晴らしさ、命の連鎖を感じた。

★ 麻生久美子さんの演技には泣けるなぁ。「長生きしようね」というセリフがたまらない。藤村志保さんは「カーテンコール」同様、素晴らしかった。田中麗奈さんのシリアスな中にちょっとコミカルなところも素敵だった。

★ 小池里奈さんは、とてもかわいかった。打越さん役の吉沢悠さんも良かった。

★ 「原爆は落ちたのではなくて、落とされたのだ」、麻生さん演じる皆実(みなみ)さんの厳しい言葉だ。間違いなく、原子爆弾は人を殺すために落とされたのだ。

★ 人類はこの現実に何ら言い訳はできないし、この現実を肝に銘じておかねばならない。戦争から時がたつと一見勇ましい発言をする人々が現れるが、過去の過ちを絶対に繰り返してはいけない。   
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