じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

業態改革

2009-10-28 12:23:01 | Weblog
★ 「すかいらーく」が閉店する。

★ 1970年に1号店が開店。ファミリーレストランと言う概念と経営手法を築きあげ、一世を風靡したしたが、少子化や嗜好の多様化に抗しきれず、低価格路線の「ガスト」などへ業態を転換すると言う。

★ 企業は生き残るために変わらなければならない。かつて老舗に関する本を読んだが、伝統を重んじるように見える老舗こそが時代の変化に敏感で、時代のニーズと持ち前のシーズをうまくマッチさせて、生き延びてきたことがよくわかる。

★ 塾業界も最近はやたらセミナーの案内が多い。内容は自己啓発と教材などの宣伝を中心としたものだが、少子化の危機感そして子ども手当特需を当て込んで、新たな業態改革が起ころうとしているのかも知れない。

★ かつての学習塾と言えば学校を模した形態で、1クラスに2、30人の生徒を入れて講義中心で行われた。

★ それが少子化の中では一部の進学塾を除いては維持できなくなり、また個別化ニーズが高まってきた。

★ 家庭教師がブームになった時代もあった。学生をうまくマネジメントした経営だったが、授業料の高さや指導する学生の質の維持など課題もあった。

★ 個別指導の名のもとに「教師対生徒=1:2」の形態を開発した個別指導塾は新たな形態として登場した。ここでも学生が主な戦力となるが、家庭教師と違って各校の責任者が直接監督できることから、学生の管理がしやすい。授業料も「1:2」形態にすることによって、比較的安価になった。

★ 企業が管理する家庭教師にせよ、個別指導塾にせよ学生が搾取されている実態には変わりはないが、学生の方としても自ら生徒を探す手間がない分、アルバイトとして気楽に利用できるのであろう。

★ さて、塾業界の次なる形態は何だろうか。

★ 1つはウエッブレッスンという方法が考えられる。講義だけならオンデマンド方式も活用できそうだ。ただ、教師と対面して指導を受けたいと言うニーズは決してなくならないだろう。

★ 個人塾はいっそう教師の力量と個性が求められるだろう。

★ 企業としての学習塾ではスケールメリットが追求されるかも知れない。今はまだ地域ごとに一般企業としてはそれほど大きくないものがひしめいているが、天下取りを目指して、M&Aが活発になるかも知れない。

★ 価格帯は2極化しそうだ。学習の個別化の傾向は今後も強まりそうだ。脳科学や心理学の研究成果を利用した新しいメソッドが開発されれば、業態は一気に変化するかも知れない。 

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1 コメント

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神待ちです (神待ち少女)
2009-10-28 20:23:16
初めまして、神待ち少女です☆

また遊びにきま~す(*´∇`*)
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