★ 期末テストが近づいて、だんだん忙しくなってきた。この時期が多分1年で一番忙しい。まして今年は(うれしいことに)塾生が多い。
★ ゆっくり本を読む時間もない日々。世の中では、阪神タイガースが38年ぶりに日本シリーズを制した。前回は1985年。私は大阪のある大きな英会話学校に勤めていたので、当時の喧騒を肌で感じた。当時はまだ昭和だったんだね。若かった日々を思い出す。
★ 岸田政権が満を持して打ち出した減税策が、想像以上の不人気で、支持率も最低とか。さらにはフェイクニュースまで登場し、どうやら岸田丸の先行きは険しそうだ。解散を打てないままに、総裁選にも出馬できず総辞職なんてこともあるのかな。
★ 選挙目当てのバラマキは見え見えで、減税後の増税も透けて見える。かつて「米百俵」を謳った首相もいたが、税金が余っているなら教育や子育て支援など未来への投資に向ければよいものを、と私なんかは思ってしまう。
★ さて今日は、三浦哲郎さんの「短篇集モザイクⅠ」(新潮文庫)から「オーリョ・デ・ボーイ」を読んだ。
★ 初めて甲子園への出場を決めた高校。監督が腰痛のため、体育教師でもある部長が代理でシートノックを務めている。県大会までは上々の出来。しかしこの部長、甲子園ともなると、シートノックで果たしてキャッチャーフライをうまく上げることができるのかと気に病んでいる。
★ 「オーリョ・デ・ボーイ」とは、歴史書の読書を趣味とする部長が最近読んだ船乗りのセリフ。ポルトガル語で「雄牛の目玉」という意味らしく、嵐の前の黒雲を比喩したものらしい。
★ 部長の不安がこのセリフに集約されている。果たして、本番はどうなったのか。
☆ 政権もまさに「オーリョ・デ・ボーイ」の様相だ。
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