じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

京都府公立高校志願者状況(山城通学圏)

2010-02-04 10:23:00 | Weblog
★ 京都府の公立高校、推薦入試、特色選抜、適性検査の志願者状況が発表された。

★ 京都府全体としては、不況の中で公立志望が増大するのではと思われたほどには、増えていない。この傾向は3月5日に実施される一般入試にも引き継がれるであろう。

★ 推薦入試の志願者は、東宇治(英語系)、城南菱創、木津(システム園芸)で増えている。一方、田辺(工業技術)、南陽(サイエンスリサーチ)で減っている。

★ 専門学科を受験する前提となるのが適性検査だ。この試験に合格しないと受験そのものができない。ここでも南陽のサイエンスリサーチは数を減らしている一方、城南菱創の志願者が増えている。

★ 一般入試の志願者数の傾向が読み取れる特色選抜志願者数の状況。志願者が増えたのは、城陽と久御山。両校は成績が中位からやや低位の生徒がよく志望するが、増やしている。地域的にも近いことから、宇治市の西南部、近鉄沿線沿いの受験者が集中しているようだ。

★ 志願者を減らしているのは、東宇治、莵道、西城陽、田辺、南陽Ⅱ類。田辺、南陽Ⅱ類以外は募集定員も増えており、競争率は大きく低下している。(莵道は4.50倍→2.92倍、東宇治は3.15倍→2.33倍)両校が宇治市の北東部、京阪沿線に集中しているのも特徴的だ。

★ 宇治市近郊の志願者数の倍率についていえば、南高北低と言える。学校のレベルとしては逆なので、確実に公立高校に合格したいという生徒の安全志向が読み取れる。しかし、これが結果的に裏目に出るかもしれない。

★ 以前、公立の第3希望(どこでもいいから公立に合格したいという人。第1希望、第2希望の高校の合格点に達しなかった人)者が、定員割れした地域の1番手校である南陽に集中するといったことがあった。今年もそれに近い動きがあるかもしれない。

★ まずは来週の私立入試。今年は私立高校の勢力図も大きく変わりそうだ。龍大付属平安や京都橘の人気が高く、一方大谷は苦戦している。

★ 中位以下の私立高では専願(合格すれば必ずその学校に入学する)はもちろん、公立と併願するほとんどの生徒が合格する。私立高校の合否の出方によって、志願者の動向はまだ移り変わりそうだ。

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