中原中也詩集岩波書店このアイテムの詳細を見る |
★ 先日NHK-BSの「週間お宝TV」という番組で、「柔道一直線」が取り上げられていた。実に懐かしい。柔道にかける青年の成長を描いた番組だったが、近藤正臣さんが足でピアノを弾く名場面や「地獄車」や「二段投げ」など、ありえないような技が印象的だった。
★ その中で、中原中也の詩が実に効果的に使われていた。単なるスポコンドラマではなかったんだなぁ、と今回の番組を見て、改めて思った。
★ 中原中也といえば「トタンがセンベイ食べて」という詩ぐらいしか覚えてなかったが、久々に詩集を開いてみると「妹よ」もいいし、「汚れちまつた悲しみに・・・」もいいなぁ。
★ 詩人は右脳で詩を書いているのかな。論理に縛られない豊かな感覚が漂っている。私には到底こんな意表をつくような表現はできない。こんなに自由に言葉を表現できるのは中原中也が天才たる所以だろう。日本語ってこんなにも美しく多彩な表現ができるのかと感心してしまう。
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