じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

宮本輝「アルコール兄弟」

2023-06-02 13:38:39 | Weblog

★ 大雨警報が発令されているので近隣の小中学校は休校。子どもたちには思いがけない3連休と言うところか。週明けは数年ぶりに宇治の「あがた祭り」。久々の人込みになりそうだ。

★ さて、宮本輝さんの「五千回の生死」(新潮文庫)から「アルコール兄弟」を読んだ。新聞系列の広告代理店の同期の男が二人。1人は入社早々に組合活動に入り、どうやらそれ以来疎遠になっていたらしい。

★ ところがどういう風の吹き回しか、その二人がスナックの止まり木でしこたま酔っぱらっている。

★ たわいもない話だが、酔っ払いのやりとりはそれはそれで面白い。両者10年ぶりの和解かと思いきや、翌朝になってのどんでん返し。何がホンネで何がタテマエなのか。サラリーマンは辛いね。

☆ ここ数日、教育相談が相次いだ。親御さんたちの悩みは、我が子が家で勉強しないということ。特に兄弟(姉妹)間での落差にとまどっておられる様子だった。

☆ 「親の心、子知らず」「子の心、親知らず」。近さゆえの葛藤かな。親も子も発散する場がなくて閉塞気味。

☆ 「叱らず、ちょっとしたことでも褒めてあげてください」と伝えておいた。今や塾稼業は昔の駄菓子屋のおばさんのようなもの。斜めの関係の一翼を担えれば良いのだが。

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 乗代雄介「それは誠」 | トップ | 貫井徳郎「乱反射」 »

コメントを投稿