じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「渇き。」

2020-09-15 01:50:45 | Weblog
★ 深町秋生さんの「果てしない渇き」(宝島社)を読みながら、先に映画「渇き。」(2013年)を観た。

★ 高校生の娘が失踪した。母親は娘の持ち物からドラッグを見つけ、離婚した夫に連絡した。夫は元刑事。妻の不倫相手を暴行し、警察を辞めていた。夫は必死で娘を探す。そこで見えてきたのは、娘の裏の顔であった。

★ 親は娘のことを何も知らない。母親は家庭を顧みない夫に愛想が尽きたのか愛欲に溺れ、夫は妻と娘から疎まれ、ますます家庭から遠ざかっていった。もとはと言えば、この夫、かなりエキセントリックだ。暴力的だ。

★ 異常な家庭環境が娘を悪魔に変えたのか。いじめ、警察の腐敗をからめながら、すべての秩序が狂いだす。善悪の境界さえもわからなくなる。

★ 父親を演じる役所広司さんが印象的。最後まで救いのないドラマだった。
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