じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「恥」論争

2011-07-08 23:43:41 | Weblog
★ 国会では「恥知らず」だとか「恥の文化」だとか、破廉恥な人々が「恥、恥」とやかましい。

★ 「恥の文化」と言えば、ベネディクトの「菊と刀」だと思い起して、読み直してみた。

★ 「菊と刀」は太平洋戦争の時代に書かれた日本人論だ。西洋人にとって不可解な日本人について日本人以上に詳細に分析している。岡目八目と言うところか。

★ ただ、戦後65年を経て、日本人もすっかり変わってしまったなぁと思う。

★ 国会で「恥」論争をしているが、恥を自覚するなら国会議員の多くは切腹、あるいは腹は切らなくとも、政界からは隠居せざるを得ないのではないか。

★ 「恥の文化」と言われた時代。それは、それなりに独自性のある文化だったのだろう。

★ 敗戦を機に、科学至上主義ならまだしも、拝金主義や利己主義の時代となり、その権化とも言うべき政治家たちが「恥」を論じるありさまは、むしろ滑稽である。
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