★ KBS京都で「釈迦」という映画をやっていたので観た。日本映画で宗教それも仏教の教祖である釈迦を題材とした映画は珍しいのではないか。
★ 目にとまったのも何かの縁とおよそ3時間の長編作品を観た。
★ 内容はシャカ族の王子として生まれたシッダルダが苦悩の末、悟りを開き、教えを広めるというもの。悪の化身とも言うべきダイバダッタとの対決を軸に話が展開していく。
★ 一応仏教の基本知識をおさらいするような内容だったが、ひときわ感動したのは北林谷榮のエピソード。貧しい老婆がお釈迦さんの説法を聴くために灯をともす油を買い求めようとするのだが、お金がない。売るものが何もないので自らの髪の毛を売って、何とか少しの油を分けてもらうところ。
★ まさに不惜身命の比喩だ。いつもながらの北林さんのおばあちゃんが味があっていい。「ビルマの竪琴」でも「阿弥陀堂だより」でも北林さんの演技をみるとホッとする。
★ 他にも勝新太郎、市川雷蔵そして、歌舞伎の名優たちが名演技を披露する。まさに斜陽化する映画界の最期の輝きとでも言おうか。
★ SFXがない時代によくこんな映像が撮れたなと思うようなシーンもいっぱいあった。キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」にも匹敵するのではないか。素人が言うのも何だが、カメラワークもすごいなぁと思った。
★ 年末に有難い映画を観たものだ。
★ 目にとまったのも何かの縁とおよそ3時間の長編作品を観た。
★ 内容はシャカ族の王子として生まれたシッダルダが苦悩の末、悟りを開き、教えを広めるというもの。悪の化身とも言うべきダイバダッタとの対決を軸に話が展開していく。
★ 一応仏教の基本知識をおさらいするような内容だったが、ひときわ感動したのは北林谷榮のエピソード。貧しい老婆がお釈迦さんの説法を聴くために灯をともす油を買い求めようとするのだが、お金がない。売るものが何もないので自らの髪の毛を売って、何とか少しの油を分けてもらうところ。
★ まさに不惜身命の比喩だ。いつもながらの北林さんのおばあちゃんが味があっていい。「ビルマの竪琴」でも「阿弥陀堂だより」でも北林さんの演技をみるとホッとする。
★ 他にも勝新太郎、市川雷蔵そして、歌舞伎の名優たちが名演技を披露する。まさに斜陽化する映画界の最期の輝きとでも言おうか。
★ SFXがない時代によくこんな映像が撮れたなと思うようなシーンもいっぱいあった。キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」にも匹敵するのではないか。素人が言うのも何だが、カメラワークもすごいなぁと思った。
★ 年末に有難い映画を観たものだ。
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