じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

有栖川有栖「ジュリエットの悲鳴」

2019-10-15 17:53:37 | Weblog
☆ 昔、「万華鏡」という曲で、女性の声のような異音が聞こえる、心霊現象ではないかと話題になった。

☆ 有栖川有栖さんの「ジュリエットの悲鳴」(角川文庫)から表題作を読んだ。

☆ 人気のロックバンド「トラジェティ」、そのボーカルの「ロミオ」。記者らしき君原由理枝が彼にインタビューする形で物語は進む。

☆ 彼らの曲に女性の悲鳴らしき音が入っているというのだ。しかしそれを質問するのはNG。由理枝もあえて避けていたのだが。

☆ コンサートが終わり疲れていたせいか、由理枝への信頼があったせいか、それとも言い残しておきたかったのか。ロミオは「ジュリエットの秘密」について語り始める。

☆ シェークスピアの物語を踏まえながら、「運命」を感じさせられる作品だった。最後は、「これからどうなるのか」と思わせる終わりかただった。 
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