じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

子捨て、親捨て

2007-05-15 15:29:41 | Weblog
★ 映画の話。ふと「楢山節考」と「誰も知らない」が思い浮かんだ。

★ どちらもカンヌ映画祭(?)で高く評価された作品だったように記憶している。「楢山節考」は姥捨ての話。貧しさの中で姥捨ての風習のある山里の村の話。幻想的な映像の中で親子の愛や貧しさ、自然の厳しさの中で歯を食いしばって生きる人間の姿が印象的だった。

★ 一方の「誰も知らない」は、母親に捨てられた子ども達が自分達だけで生活していたが、事故で妹が死んでしまう。その妹を捨てに行くという話だ。ドキュメンタリータッチでリアルな雰囲気が良かった。

★ 赤ちゃんポスト、最初に利用されたのが3歳児と言うのはなんとも皮肉な話だ。老人は施設に放置、あるいはベッド難民としてたらい回しにされ、子は赤ちゃんポストに。どちらもやむにやまれぬ事情があるのだろうが、豊かな日本で貧しさをひしひしと感じる話題だ。

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