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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

未来への長い戦いの始まり

2011-03-13 11:48:58 | 日記
 医療関係者の方々、公共交通機関関係の方々、警察消防関係の方々、自衛隊の方々、昼夜を分かたず働きづめの方々、本当にご苦労様。感謝と畏敬の気持ちを伝えたい。

 特に警察関係の方々の死亡件数が多い。最後の最後まで地域の安全を守ろうとした責任感が悲しい数字になって現れている。言葉もない。

 原発事故もギリギリの所で何とか最悪の事態を回避して来たようだ。現場で自分の命をかえりみずに言葉通り必死に働いている人達がいる証拠だ。頑張って欲しい。彼らが諦めれば、おそらく日本は今後100年以上に渡って東北地域全域を封鎖しなければならない事態になることもあり得る。だが、彼らが頑張ってくれている限り大丈夫だと信じよう。道はある。

 電力不足の影響で明日から輪番停電と言う措置が取られ、地域ごとに3時間程度停電する事になりそうだ。厳しい状況におかれると、今はまだ事態の理解が進まない一般の方々も、急激に現実の理解が進むはずだが、日本はこの地震で国力の3分の1程度を失ったと見て間違い無い。

 生活困難な状況が長期化することは必至だ。生活に密着した話としては、停電により冷蔵庫に保管しなければならない食料品は安全が確保できない。そのためスーパーやコンビニで生鮮食品を豊富に蓄えることが出来なくなる。家庭でも同じだ。食料品の不足は被災地だけの話では無くなってくる可能性が高い。

 輪番停電の影響で飲料水はじめ情報機器の停電後の復旧障害と衛生面の問題が多くの地域で発生する可能性も考えられる。そんな時に千葉で鳥インフルエンザが見つかっている。拡大する問題と将来に対する多方面の早めの対応が必要な事態だ。中央の政治だけでなく地方の政治が適切に独自の判断で早く動いて行ってくれることを願たい。特に医療関係機関は今後急激に人手不足に陥ることが考えられる。関東以西の医療機関、および国際社会からの応援、支援受入態勢を至急とったほうが良い。

 小さなお子さんがいる家庭は、水の利用が多い。出来る限り水を備蓄しておくことをお勧めする。今回の事態は長期戦になる。平常の生活に戻るには相当の時間を要する。その間に発生する最大の困難は水の不足だ。飲料用に限らず家庭内で備蓄出来るだけ備蓄しておいた方が良い。また、3時間程度の停電が日々発生する可能性を考えるとお子さんに食べさせる食品を冷蔵庫に依存しないようにメニューを考えておくほうが良いだろう。

 ビジネスマンの方々も職場近くのランチや弁当などが入手困難な状況になることが考えられる。最低限のライフラインを確保する活動以外のビジネス活動はある程度レベルを下げて状況の推移をみる必要があろう。今は被災され生活の場全てを失った多くの方々の支援をこそ優先すべき時だ。

 皆で助け合って一日も早く笑って暮らせる日々を取り戻したい。それぞれが無理の無い範囲で自分に出来る最大限の協力をしよう。まず気軽に声をかけあってみること。みんなで何が出来るか考えてみること。やれることからやっていこう。


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卒業

2011-03-11 08:59:22 | 日記
 卒業式シーズンだ。卒業されるお子さんとお母さんの団体を電車やあちこちの駅前などで見かけるようになった。卒業を繰り返すたびに少しずつ大きくなっていく息子や娘の姿を目で追いながら、お母さん達は何となく晴れがましい。卒業する当の本人以上に、卒業式は意味深いものなのだろう。
大学の卒業式ともなると、育児の全過程終了の感もあり、肩の荷が降り、ほっとするとともに、かなり寂しい思いも去来するに違いない。

 今やイクメンばやりである。これからは、両親揃って卒業式・入学式に参列するのが普通になってくるのだろう。いや、すでに普通になっているのかもしれない。わが社の若いお父さん達はお子さんの学校行事にきちんと対応している。街で見かける卒業式の団体には、今すでにお母さんとお父さんが混在しているののだろうが、おそらく私には晴れがましいお母さんしか見えていないのだ。

 私も何十年か前、大学を卒業した。母が卒業式に出たいと言ってついて来た。母はそんな時はきちんと着物を着る。彼女の正装と言えば着物である。息子の卒業式にはきちんとした格好で行かなければならない。大学の最寄り駅は地下鉄の駅であるが、私は国鉄の駅を降りて商店街をぶらぶら歩いて通学するのが好きだった。それなりの距離がある。しかし、私のお気に入りの、そんな通学路を、せめて卒業式の日ぐらい母に見せてやりたいと思ったのだ。が、その日は雨が降っていた。雨の中を着物を着て長い距離歩かされた母はいい迷惑だったろう。しかも、式の後は母をほったらかしにして友達と遊びに行ってしまったはずだ。何となく母と一緒にいるのが気恥ずかしかったのかもしれない。

 あれからいろいろな卒業を経験したはずだが、子供の卒業式はさておき、自分自身に関わる何かの卒業式に参列したことはない。つまり人生における最後の卒業式が、あの雨の日の卒業式だったのか、と今思う。多くの方々の手に支えられ励まされ育てられてきたことに気付かないまま、卒業式を過ごしてしまった。卒業式を平和に元気に迎えられるというのは何と幸せなことだろうか。

 「卒業する」と言う言葉には、前を向いて新たな一歩を踏み出す、という意思が感じられる。初心に帰る、という場合の初心は、入学式や入社式にあるのではなく、卒業式にこそあるのかもしれない。自分は何を卒業し何になろうとしていたのか、その原点は卒業式にある。それが、にぎにぎしい盛大な式でなく極めて個人的でささやかな式であっても。
 社会に出ると、盛大な卒業式に参列することは無いが、自分で決めた「卒業」を執り行うことはよくある。自分の向かうべき方向を見つけ、決心して進む。その際、今までのしがらみとは少なからず決別しなければならない。「卒業」は前を向いて進むことではあるが、今までの自分から離れていくことでもある。一度足を踏み出してしまったら振り向かずに進むしかない。外から見ると何も変っていないのに、心根だけは「卒業」している、そんな春を迎える人にエールを送りたい。


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Zuborar

2011-03-10 09:55:43 | 日記
 年をとるといろいろなことが面倒くさいと思うようになる。ま、いいかこれで、と今目の前にある状態で良しとしてしまう。ほんの少し手を伸ばすとか足を運ぶとか、そういうことをしない。
 年をとると、と思っていたのだが、どうやらそうでもないらしい。今の時代が、そういう人を増やしているのではないか、と思うようになった。なぜなら若い人の中にも、こういういわゆるズボラな人が多いからだ。今問題になっていることの多くはこのズボラが原因で起きているように思えてならない。

 考えてみると、少し前までは何か手に入れようとすれば自分自身が目的地まで出かけて行かなければならなかった。テレビのスイッチひとつ点けるのだって、ずりずりテレビの前まで出かけて行ってパチリと点けたものだ。ところが今は出かけて行かなくても大概の物は手に入る。リモコンがある、パソコンがある、携帯がある。座っているだけで事足りてしまう。子供の頃からそういう環境で育ち、さらに、面倒なことは甘い祖父母か両親がやってくれ、学校も何もかも、出来そうもない面倒なことからは遠ざけられて大きくなってきた、という大人がズボラでないはずがない。

 「面倒」に免疫が無いのである。ちょっと面倒だと、ま、いいかこれで、となる。一見おおらかな感じのする性格のようにも映るが、ズボラとおおらかは大きく異なる。ズボラは大事なことにもズボラなのだ。おおらかな人はおおらかであるだけでズボラでなければ大事なことには妥協しない。大事なことはトコトンやるに違いない。
 
 以前ある時期、毎日のように提案書ばかり書いていたことがある。手が足りずに若い方々に入力の支援を頼んだりした。同じような内容を頼んでも人によって出来てくる物が大きく違う。ほんの少しの手間を惜しんで、つまり面倒な手間は省いて「はい、出来上がりました」と言って持ってきた物は、結局後で相当手を入れることになった。しっかり手間をかけてくれた物は、大きく手直しする必要もなく、そのまま使えることが多かった。自分が製品を選ぶ時は誰もがひと手間かかった洗練された物を選ぶのだろうが、自分が作り手になった場合、一手間かけるのを面倒臭がる。

 人とつきあうこと事態を面倒くさいと思ってしまう傾向もあるようだ。コミュニケーションが大事、といくら叫んでもこれではもうどうしようも無い。数年前の新人達は隣に座っている人に話しかけるのが面倒でパソコンを使ってメッセージを送っていた。ちょっと声をかければ済む話なのだからキーボードをたたく方がよっぽど面倒だと思うのだが、彼らにとっては声をかける方が面倒なのだった。それがわかって、メッセージ通信のソフトウェアを使用禁止にしたことがある。友人を作ることが面倒だと思ってしまっては未来がない。

 異性とつきあうことが面倒、などと言われるとこれもかなりびっくりする。年寄りの方がよっぽど若い。何でもかんでも面倒だと思い始めてしまえば、生きていることまで面倒になってしまう。
 ひと手間かけること、時間がかかってもより良くなったと思えるまでやってみること、少しでも努力すればそれだけ良い反応が返って来ること、良い反応が返ってくると嬉しくなってしまうこと、そんなことを少しでも感じるようになれば、面倒なことをすることが楽しくなる。生きていることが楽しくなる。


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見えない敵

2011-03-09 08:48:08 | 日記
 3日から6日まで韓国の政府機関や銀行などがサイバー攻撃を受けていた、と言う。すでに攻撃が終わったのかどうかわからない。重要機関のサーバーに高負荷をかけて一般の方々へのサービスを停止させてしまう攻撃だったようだ。この攻撃を行うために世界中の1万を越えるサーバーが勝手に武器として利用されていたらしい。日本のサーバーも使われていたかもしれない。個人持ちのパソコンも常時電源が入っていて、インターネットに接続されている場合は、知らないうちに悪用されている危険性がないわけではない。

 フランスではG20の重要機密がサイバー攻撃によって奪われた可能性があると報道された。こちらはスパイソフトを忍び込ませて内部から重要情報を外部に漏洩させる手口が使われたようだ。今になって発表されているが発覚したのは2月のことらしい。大慌てで状況理解に努める日々が一段落したので発表した、ということだ。おそらくフランスは誰に情報を奪われたのかすら掴めなかったことだろう。

 そういう時期に、自由に世界のネット環境と接続できない中国人向けに不正にサーバーを立ち上げていたとして中国人の若者2人が逮捕された。サイバーテロ関連のネットワーク経路を調査していたら、日本にこんなルートが見つかってしまった、という話しに違いない。2人から新しい事実が見えてくるかもしれないが、動きは早い。簡単に根っこにたどり着けるとは、とても思えない。しかも、この2人は純粋に商売目的でサーバーを立ち上げていただけかもしれない。脇の甘いサーバーが良いように利用されていた、という可能性も高い。

 新しい技術を自由に利用できる便利さを、悪意ある一握りの誰かのために奪われてしまう。技術が進めば進むほど、皮肉なことに危険の意味合いがより深刻になる。スマートと名の付く生活基盤が攻撃を受ければ、銀行口座のお金が盗まれるという被害を超えて、生命自体が脅かされる可能性さえある。
 仕事上でもセキュリティーを気にすると面倒な手順を必要とすることばかりで、効率的に仕事が出来るようにするためのシステムが逆にイライラするストレスの元になるほど非効率になったりする。やりきれない。
 
 時代の動きは本当に早い。一般企業のセキュリティーソフトに頼っていられる状況を超えた事態が日々動き出している。一国の対応など意味がない。強い外交手腕を発揮できるリーダー達が集まって国際的なネットワークセキュリティーの枠組みを作り出さなければならないだろう。エジプト各国やアジアのリアル社会自体が不安定な国々にとってはもっと切実な問題が多かろうが、先進国にとっては国の存亡を脅かす問題になりつつある。国連平和維持軍サイバー部隊、またはせめてインターポールサイバー室のような対国際サイバーテロ専門組織の立ち上げが早急に必要だろう。
 

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先輩の威力

2011-03-08 10:17:12 | 日記
 ロケットのようにスピードの速い物体は、スタートの時にほんの少し角度が違うだけでとんでもない所に飛んでいってしまう。人も同じようなもので、若いうちは、かなり成長スピードが速いので、例えば会社に入って最初の1年、どんな方向を向いて育成されたか、によって、かなり大きく異なる人生を送ることになってしまうように思う。特に、最初についた先輩の影響は大きい。おおらかな先輩の下につくか、せせこましい先輩の下につくかで、性格まで変ってしまうようだ。社会人1年目の先輩の威力と言うのは本当に強力である。

 自分の人生を振り返っても、最近の若者達を見ていても思うのだが、男性の場合、30代半ば、と言うのがまた、大きな角度修正の時期であるらしい。この時期に、やはりどんな先輩ないし先生に師事しているかによって、その後の方向性が大きく変る、ように思う。ここでも結局、どんなに切れ者の先輩の教えを受けようが、どんなにずぼらな先輩の教えを受けようが、そんなことはあまり影響しないようだ。その人が、どれだけおおらかか、そうでないか、によって続く者の向かう方向性が変化するように思う。おおらか、と言うのはつまり、誰にでも心を開き、情報を見える化する術を心得ている、ということだ。そういう人は、なぜか実のところあまり成果が上がらない。相次ぐ競争に勝って行くタイプではないのだ。だが、それでいて、何かあれば頼られるのはそういう人だったりする。言いたいことは同じなのだが、別の言い方をすると、人のことを中心に考える人か、自分中心に考える人か、と言い換えてもいい。私が言ったおおらかな人、と言うのは人のことを中心に考える人でもある。自分のことを中心に考える人は、最終的にはなかなかおおらかとは言えない態度を取ることがある。

 すごくプライドが高いくせに、その自分のプライドを捨ててでも大事にしたい何かを自分の外に持っている人を先輩に持った人は、幸せだ、と思う。それが1年生でも30代半ばでも。
 
 ただし、幸せの形は人それぞれだ。どんな先輩について、どんな人生を送っても、それぞれ幸せだ、と思える瞬間は至る所に転がっているに違いない。これから社会人になる人には、いい先輩に巡り会える事を願わずにいられない。と同時に、30代半ばになっている人たちや、これからその年代に近づこうとする方々は、自分で良い巡り会いを見つける努力をした方がいい。すでにその年代であれば、良い先輩は会社の中だけでなく、広く社会全体から探し出せることを知っているはずだ。

 寒い雨や雪が舞う毎日だが、ふっと春めいた日が差すこともある。近所の公園に咲く梅は満開だ。木々はゆっくりと着実に季節を追いかけている。人もまた焦らずにゆっくりと大事なことは何か考えて行ければいい。春を目の前にして考えることがたくさんある人も多かろう。せっかく先輩がいるのだから相談してみてはどうだろうか。


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