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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

感謝の気持ち

2011-04-17 17:49:35 | 日記
 感謝の言葉ほど人を感動させるものは無い。勇気をもってさりげなく感謝してくれた姿を見て自分を振り返り、様々なものに感謝したくなってしまうことすらある。仙台空港近くの浜辺に、木切れで書かれた「ARIGATO」の文字が米空軍大佐を感動させた記事を読んで、素直に感謝することの大切さが心に響いた。そして、その感謝の気持ちをしっかりと受け取ってくれたこの米軍大佐にもまた感動させられた。「苦境にあって懸命に働いている人たちが、われわれに感謝を伝えようと時間を割いてくれた」と言ってくれている。
 
 この震災を通し「恩返し」という気持ちを世界の多くの人々が持っていることにも驚かされた。誰かに親切にされたことを忘れずにいて、きっといつか「恩返し」をしたいと思っている人たちが大勢いる。ベトナム戦争で使われた枯葉剤の影響で体が離れずに生まれてしまったベト君、ドク君。日本で手術して体が分離された後、ベトナムで暮らしていたドクさんが義援金を持って来日した。恩返しをしたいという気持ちがあるという。世界中の国々から、かつて災害や戦災の時に助けられたので今回はその恩返しで少しでもと、いろいろな物や義援金を送ってくれている。世界の心遣いに心から感謝したくなると同時に、日本も戦後やれることはやって来たのだな、とあらためて先輩方の努力に頭が下がる。カンボジアの地雷原の村からも8万円の義援金が送られているという。苦しい生活の中、なけなしの貯金から一部を送ってくれたのだ。この気持ちは絶対に無駄にしてはいけない。
 
 新聞の投書欄に投稿した女性は津波で水をかぶった家を掃除していた時に届いた宅配便を開いて驚き、被災後初めて涙があふれた、と書いていた。送られたのは箱いっぱいの菜の花、そして手作り食料品だった。花屋を営む高校時代の友人が送ってくれたものだった。投書した(被災した)女性が学生の頃、山のような菜の花を学校に飾り付けた事があり、それがきっかけで花屋になろうと決めたという。そのお礼だと手紙にはあったそうだ。投書した女性はそんなことはまったく忘れていたらしい。
 
 この災害と、世界の人々の温かい気持ちを忘れないように努力していきたい。日本政府はアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、韓国の新聞に限定し菅首相名で感謝のメッセージを掲載した。金額の多寡によって感謝の気持ちが変わるわけでは無いが、世界で最も多額の義援金を送ってくれているのは台湾だ。政府はなぜ台湾に感謝表明をしないのかと日本国内から疑問の声が上がっているという。一部では自分たちの手で感謝の気持ちを伝えようと立ち上がった人たちもいる。中心になっている人は「政治がどうあれ、きちんとお礼をする国であり続けることが大事」語っているそうだ。助けてもらったら素直に「ありがとう」と言える人が作っている国でありたいと思う。
 
 「ありがとう」と伝えたい人がいて、まだ伝えていないなら、伝えたほうがいい。「ありがとう」は必ず別のありがとうに繋がって行く。遠く離れている人にもきっと伝わる。「ありがとう」と伝える努力をすることは決して無駄ではないと信じている。感謝の気持ちと「希望」とは、どこか通じるものがありそうな気がする。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
コメント (1)
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