先週の日曜日だったろうか、被災地の小学校の先生が子供たちに元気を出してもらいたいと歌を歌うことを勧めている映像をテレビで見た。集まった子供たちに歌ってもらっている曲を聴いてハッとした。ああ、こんなにいい歌があったのか、そう思った。そしてその歌を自分も口ずさむことができることを思い出して驚いた。その時子供たちが歌っていた歌の歌詞を載せよう。おそらく多くの人が知っているだろう。
ひとりの小さな手 何もできないけど
それでも みんなの手とあわせれば
何かできる 何かできる
ひとりの小さな目 何も見えないけど
それでもみんなの瞳でみつめれば
何か見える 何か見える
ひとりの小さな声 何も言えないけど
それでもみんなの声が集まれば
何か言える 何か言える
ひとりで歩く道 遠くてつらいけど
それでもみんなのあしぶみ響かせば
楽しくなる長い道も
ひとりの人間はとても弱いけど
それでもみんなが集まれば
強くなれる 強くなれる
本田路津子(るつこ)さんが1971年に出した「一人の手」という歌であった。アレックス・コンフォートというイギリス人が書いた詩を訳したものだとされる。原詩は、この閉ざされた世界の壁を破るためには一人ではだめだ、原爆を禁止するのも一人ではできない、みんなで手をつなごう、とそんなニュアンスの内容になっている。本田さんの訳詩はもっと身近で温かい。曲はピート・シーガーというアメリカを代表するフォークシンガーの手になる。オバマ大統領就任祝典の時にリンカーン記念館の大きなリンカーン像の前でブルース・スプリングスティーンとともにフィナーレを飾ったのがこのピート・シーガー老だった。ピートとブルースの選曲は
THIS LAND IS YOUR LAND だった。集まった40万人を超える人々が熱狂してアメリカ人である幸せを噛みしめた瞬間を演出した人物である。
ひとりではできないことも協力すれば何かできる。震災の地で子供が声を合わせてそう歌っている姿を見た時、そうだ本当にそうだ、と感動させられた。この子供たちを救わなければ日本の未来はない。当然、子供たちを救うためには子供たちの家族を救わなければならない。子供たちを救うために懸命に頑張っている先生やその関係者を救わなければならない。今すぐ建て直さなけれなならない様々なこと、例えば医療に関する問題への対処と、10年20年先を考えた復旧の施策は分けて考えなければならないだろう。だが、将来を考えた施策のうち、子供たちの安全や健康を考えた対応は今すぐ何とかしなければならないほど優先度が高いと私は思う。子供を支援するボランティアはおそらくまだまだ不足している。
スリーマイル島やチェルノブイリなどと同じ扱いで「FUKUSHIMA」が世界で語られる事態になっている。冷静に客観的に見る目を持っている人々のほうが感がいいのだろうと思う。私はこのブログを神奈川で書いているが、世界の人々から見れば神奈川もFUKUSHIMAの周辺地域であることに違いはない。チェルノブイリやスリーマイル島がそうだったように、起きてしまったことは受け入れなければならない。おそらく私が生きている間にはFUKUSIMAとその周辺地域がすべての問題を解決して美しく住みやすい環境を取り戻すことは出来ないだろう。今世紀後半になって、新しい出発を行える状況になった時、過去に起きた様々な良いこと悪いことを世界に向かって語り継いで行く中心になるのが、今至る所で懸命に周囲を明るくさせている子供たちだ。彼らを救うことはつまり日本を救うことでもある。(三)
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横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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ひとりではできないことも協力すれば何かできる。震災の地で子供が声を合わせてそう歌っている姿を見た時、そうだ本当にそうだ、と感動させられた。この子供たちを救わなければ日本の未来はない。当然、子供たちを救うためには子供たちの家族を救わなければならない。子供たちを救うために懸命に頑張っている先生やその関係者を救わなければならない。今すぐ建て直さなけれなならない様々なこと、例えば医療に関する問題への対処と、10年20年先を考えた復旧の施策は分けて考えなければならないだろう。だが、将来を考えた施策のうち、子供たちの安全や健康を考えた対応は今すぐ何とかしなければならないほど優先度が高いと私は思う。子供を支援するボランティアはおそらくまだまだ不足している。
スリーマイル島やチェルノブイリなどと同じ扱いで「FUKUSHIMA」が世界で語られる事態になっている。冷静に客観的に見る目を持っている人々のほうが感がいいのだろうと思う。私はこのブログを神奈川で書いているが、世界の人々から見れば神奈川もFUKUSHIMAの周辺地域であることに違いはない。チェルノブイリやスリーマイル島がそうだったように、起きてしまったことは受け入れなければならない。おそらく私が生きている間にはFUKUSIMAとその周辺地域がすべての問題を解決して美しく住みやすい環境を取り戻すことは出来ないだろう。今世紀後半になって、新しい出発を行える状況になった時、過去に起きた様々な良いこと悪いことを世界に向かって語り継いで行く中心になるのが、今至る所で懸命に周囲を明るくさせている子供たちだ。彼らを救うことはつまり日本を救うことでもある。(三)
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