日土合同映画の話

　あ。「土」はトルコの略称である。

　今朝、産経新聞でこんな記事を見かけた。

【産経】語り継ぎたいトルコの友情　自国を貶める歴史教育なんかより有益だ
http://www.sankei.com/column/news/151112/clm1511120001-n1.html

　ウチのブログの読者なら最早常識で、そうでないとしても最早かなりのメジャー級エピソードが、このタイトルから浮かび上がるはずだ。

　そう。エルトゥールル号のエピソードである。

　以前、「もやしもん」の石川雅之氏が漫画化し、モーニングのコミックサイト、「モアイ」に「限定公開」されていた事がある。

【ハフィントンポスト】トルコが親日国家なわけ「もやしもん」の作者が描くエルトゥールル号事件【無料公開】
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/15/turkey-comic_n_7295860.html

　俺はもちろん、この話は知っていたし、「もやしもん」も大好きな漫画だったので、速攻で「モアイ」でこの漫画を読み、そのあまりの出来栄えに絶句して、友人知人に勧めまくり、さらに限定期間内に全画像をダウンロードして永久保存している。

　

　今も公開しているだろうかと、一縷の望みにかけて、ハフィントンポストのリンクを踏んでみたが、やはり削除されていた。残念だ。

　このエピソードは、以前は日本ではあまりメジャーなエピソードではなかったと思う。
　トルコでは教科書に載ってて常識のエピソードなのにな。

　ここ最近、日本でこのエピソードがメジャー級になれたのは、やはり２ｃｈの、あのコピペがきっかけだったように思う。
　あの２ｃｈの転載禁止事件以来、アレを載っけてたコピペサイトがなくなってしまって、つべに僅かに残っている程度だけど。

　ホント、じわじわと広がってくれたよね。



　さて。冒頭の阿比留瑠比氏の記事を引用しようか。

実はこの映画が制作されるに至るまでには、世耕弘成官房副長官の助力や、日本とトルコ両国首脳の理解と協力があった。

　田嶋勝正串本町長らから映画制作の相談を受けていた世耕氏が、平成２５年１０月のトルコ訪問前に安倍首相に話したところ、首相はエルドアン氏との会談でこう提案したという。

　「できれば２人で映画化を応援しないか」

　これにエルドアン氏は「素晴らしい。一体何をすればいいか」と応じ、安倍首相が「資金面やロケなどで協力してやってほしい」と答えると、その場で５億円の拠出を即決した。これをきっかけに、映画化は具体的に動き出した。

　そんなわけで。このエルトゥールル号の物語は、映画化される。
　５億円かー。クレジットに「南京大虐殺３０万人」が表示されるプロパガンダ映画、ジョン・ラーベは、制作費20億円だったかな。

ジョン・ラーベ~南京のシンドラー~ DVD



　俺は、日本はもっと中国みたいに、エンタメに力を入れるべきだと思うんだよね。
　エルトゥールル号の事件も、有名な俳優使って、「修羅の刻」とか「信長のシェフ」みたいな、はたまた「永遠のゼロ」みたいな、「史実の中に埋もれた真実の物語」な感じで、ウケる映画を作ってほしいんだよ。ものっすごい題材はいいんだしさ。

修羅の刻(壱) (講談社漫画文庫)

信長のシェフ 14 (芳文社コミックス)

永遠の0 DVD通常版

　　　

　この件については、安倍総理も良いと思う。5億円即決とかねぇ？
　絶対、こんなの歴代総理にはできないだろうよ。こーゆー時、安倍総理でよかったと思うんだよな。

　なんにせよ、映画化には賛成だ。
　できるだけ沢山の人に見てもらう努力をしてほしい。プロパガンダと思わば思え。史実をベースにしてんだ。別にいいやんけプロパガンダ（政治宣伝）

　日本は本来、この手の仕事は得意だと思うんだよ。世界一の創作大好き国家だよ。
　いい機会だからちょっとはプロパガンダを勉強しようぜ。中韓みたいな陰湿なやつじゃなくてさ。


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