あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

SAPIO「日本だけが支那(チャイナ)を中国(宗主国)と呼ばされている」

2012年04月23日 23時19分28秒 | Weblog
【SAPIO】他国は「China」と呼ぶも日本だけ「中国」と呼ばせられる
http://www.news-postseven.com/archives/20120420_101118.html

 …という記事がSAPIOに掲載されていて、タイトルに魅力を感じて読んでみた。
 うむ。採点するならこの記事、39点だな。赤点である。

 ウチのブログのかなり昔のエントリに書いたことがあるが、ウチでは「シナ」を「中国」と辞書登録しており、中国のルビは「シナ」である事を宣言している。

【拙】チャイナと呼べばいい(2011/06/15)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/513674e9fddc279ba28ffa95f8fd27e9

 「ちゅうごく」という呼称があまりにも定着している為、俺も職場では哀しいかな「ちゅうごく」と呼称している。以前、「チャイナ」と呼称していたが、様々な軋轢があり、継続を断念せざるを得なかった。
 しかし、心のなかまで屈してはなるまいと、俺は心中では必ずルビを振っている。実にくだらない矜持ではあるものの、遵守しているのである。

 そんな俺だから、この話題が公のそれなりの発行部数出ている雑誌等で紹介されるのは嬉しい。
 うれしいんだけどねぇ…。
 内容がすごいイマイチだった。
 最終的な結論が、「中国は邪魔な日本を屈服させるありとあらゆる手を講じ、最終的には日本を支配下におくつもりだ」なのだ。

 まあ、確かに表面的にはその通りで、だからこそ憲法9条はお花畑な平和ボケ思想であり、国防面の強化が急務とか、そんな話ができるわけなんだが。
 実際は、朝日新聞が言うように、中国は基本内政問題を片付けるのが精一杯の国で、内政の不満を外に逸らす為にならずもの国家なんである。これはガチ。
 だからといって、中国が絶対に侵略をしないのかと言えばこれはもう違うわけで。国内のガス抜きを主な目的として外に打って出る事も当然あるだろうし、本気で反日に染まった軍人が、与し易しと見て日本侵略に舵を切るという暴挙にでる可能性もあるのだ。

 それ故、日本は圧倒的な軍事力で、中国が「まだ日本を討つのは時期尚早」と永遠に言い続ける事ができる状況にしておかねばならないのだ。「日本にガチで手を出した日にゃ、中国が滅ぶのは必定。」この心理が重要。

 日本が軍事的に強大になり、中国やら韓国の無礼な振る舞いに、今河村たかし氏の「南京問題はちとおかしい」発言で中国が日本の名古屋にやってるような「経済制裁」でもって対応し、ぐうの音も出ないように振る舞う。中国は悔しくても文句も言えないし、日本に足元を見られている状況を作る。んでもって自滅させる方針で進むべきだと思うのだ。それが理想。

 本来、その方向性に向かわせるように、記事を書くべきであろう。
 それがな。「中国の陰謀」でくくってまうと、非常に胡散臭いのよ。一部この手の記事で喜ぶ連中以外を取り込むことが難しい。
 SAPIOは、そーゆーカルト層を狙ったニッチな雑誌かもしれんが…。もう少し現実路線を考えるべきだと思う。
 前エントリであげたように、天下の大衆紙である朝日新聞も、最早大衆紙の顔をかなぐり捨て、中韓マンセーの反対側のニッチ層を取りに来ている。それは逆の見方をすれば、SAPIOの取る路線が王道になりつつあるのだ。

 王道なら、王道らしい記事を書くべし。
 そういう意味で、赤点なのだ。

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