先日、「在特会VS橋下」のエントリを投下した時、あの論戦が「プロレスじゃなくて一方的な橋下側のぶっこわし」とコメントにて主張されている方がいたのに関連し、語っておきたい事がある。(注:コメントくれた人への悪意や疑念は皆無です。念のため)
【拙】橋下VS在特会・桜井(キレ芸対決)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/fc57b7e223b9ba561a6738ecfe7a112d
この陳情の場をぶちこわしにした側がどっちかと言えば、確かにそれは橋下であり、そして在特側はぶち壊さざるを得なかったと言った方が正しいと思う。
※実は例の動画、俺は全て見ていない。見たのは面談直前のマスコミ批判と面談本体のみである。コメント主がおっしゃってた「ヒント:パチンコ」等、俺は現時点で何も知らない。
簡単に解説すると。
橋下が、なぜ「口喧嘩に絶大なる自身を持っているのか」の一端に触れる事になるのだけど。彼の論戦術があまりに卑怯だったからである。
何か自分と異なる意見の人に対し、彼はよく「逆質問」を行うのだけど。その相手の返答っつーか、解釈をひたすら否定するのである。「それは間違っている」「そんな事がわからないからあんたらはダメなんだよ」「ちょっと調べりゃすぐわかる事でしょ」と。
実は彼、ほとんど主張をしていない。
これをやってみると、はっきり言って事実上論戦で無敵になれる。そりゃそうだよ。自分は主張してないんだもの。間違いも指摘されない。実践すると、自分がすっごい嫌な奴になってしまうこと間違いなしだけどな。だから普通の神経の持ち主ならやらない。
桜井氏はこの事をちゃんと理解していたと思われる。だからこそ、彼は最初にヘイトスピーチの定義を橋下に確認し、その定義にそって議論しようとするのだけど。
案の定橋下は上記常勝無敗モードに入ろうとして論戦する気皆無で、桜井氏ばかりに喋らせようと試みたわけだ。
橋下の最初の返しを聞いた段階で桜井氏がブチ切れたのはそういう理由である。
あの橋下氏の返しでは、橋下を論戦の場に、同じ土俵に乗せる事は不可能だとわかったからこその桜井氏ブチギレなのだ。あの後、桜井氏がどう誘導しようにも、橋下の台詞は想像できるぞ?ごく単純なルーチンになるから。
あの会談のセッティングまでの流れは、橋下側が極めて不誠実である。ほとんど橋下側の要望で構成された会談であるにも関わらず、橋下がさらに遅刻している事も、その不誠実さに対する裏付けの1つであろう。あれを兵法の宮本武蔵流なんて言い方は、カッコつけすぎである。本当に自分の命がかかっているわけではないのであれば、単なる卑怯者であろう。
桜井氏がぶち切れた事により、橋下は場をコントロールしやすくなる。本来ここで橋下は切り替えて冷静に対処すれば、桜井氏だけをピエロにする事も可能だっただろうが、橋下はあえて場外乱闘モードで通した。
やる気がなかった橋下と、卑怯なやり口に短絡的になってしまった桜井氏(多分、めんどくささが勝ってしまった)、その後、ブチ切れた桜井氏に乗っかかった橋下のやり口。
両方共勝つ気がなく、かと言って負ける気もないやり方は、まさにプロレス(死ぬまではやらない手加減した痛めつけ合い)ではないか。
俺は「試合前から試合結果が決まっている八百長」という意味でプロレスと言ったわけではない。
勝敗を、実力以外のところで当事者が決めたやり方をプロレスだと表現したのである。よって別に「飛田新地に帰れ」の桜井氏の捨て台詞もありえないとは思っていない。おおいにありえたであろう。
ま、俺も尤もらしく語ってはいるものの、これはあのエントリの時にも言ったが俺の妄想である。そこんとこ、ご配慮願いたいところだ。
ところで。なんでこの件、蒸し返しているのかと言うと。
コメントをくださった例の人へのあてつけとかではなく。上記「卑怯なり橋下」戦法を使うバカに煽られる人が最近あまりに多い(特にツイッター。煽り側もこの戦法を好んで使うクズが増えている)ので、パターンとして認識する事を推奨したかったのである。
いいか。絶対に負けない口喧嘩とは。
自分では主張せず回答せず、極力相手に語らせる事なのである。
この形式だと、自分は主張せず、相手を非難しかしていないので、論破できないけれど絶対に負けない。印象最悪だけどな。相手に最悪の印象を植え付ける為には最適手。
「朝日新聞についてどう想いますか?」「じゃあ聞きますけどあなたは朝日をどう思っているんですか?」「売国的なんじゃないですか?」「…そんなだからあなた方は駄目なのですよ。ちょっと調べたらわかる事でしょ?」「何を調べろと?」「はぁ…。そこから言わないと駄目ですか。そんな頭では議論するだけ無駄ですね!もっと勉強してください」
こんなんに勝てると思うか?
ルール無用の論戦は、キチガイが勝つんだよ。
相手にするだけバカバカしい。ディベートには中立的な司会が不可欠なんだよ。
追記:
ウチの社長といい、嫌な仕事仲間といい、クズい奴を思い浮かべるとこの手のワザ使いばっかりだよまったく…。
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【拙】橋下VS在特会・桜井(キレ芸対決)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/fc57b7e223b9ba561a6738ecfe7a112d
Unknown (Unknown) 2014-10-22 16:13:30
【在特会】桜井誠、橋下市長との会談後に反省会 フルバージョン
という動画の58分ごろから、桜井氏自身が橋下氏が最初から会談をぶち壊しに来たことの理由を推測してますよ。
ヒントはパチンコ。
橋下氏と桜井氏がプロレスだったのなら
「飛田新地に帰れ」なんて発言、出るわけないんだよなぁ。
【在特会】桜井誠、橋下市長との会談後に反省会 フルバージョン
という動画の58分ごろから、桜井氏自身が橋下氏が最初から会談をぶち壊しに来たことの理由を推測してますよ。
ヒントはパチンコ。
橋下氏と桜井氏がプロレスだったのなら
「飛田新地に帰れ」なんて発言、出るわけないんだよなぁ。
この陳情の場をぶちこわしにした側がどっちかと言えば、確かにそれは橋下であり、そして在特側はぶち壊さざるを得なかったと言った方が正しいと思う。
※実は例の動画、俺は全て見ていない。見たのは面談直前のマスコミ批判と面談本体のみである。コメント主がおっしゃってた「ヒント:パチンコ」等、俺は現時点で何も知らない。
簡単に解説すると。
橋下が、なぜ「口喧嘩に絶大なる自身を持っているのか」の一端に触れる事になるのだけど。彼の論戦術があまりに卑怯だったからである。
何か自分と異なる意見の人に対し、彼はよく「逆質問」を行うのだけど。その相手の返答っつーか、解釈をひたすら否定するのである。「それは間違っている」「そんな事がわからないからあんたらはダメなんだよ」「ちょっと調べりゃすぐわかる事でしょ」と。
実は彼、ほとんど主張をしていない。
これをやってみると、はっきり言って事実上論戦で無敵になれる。そりゃそうだよ。自分は主張してないんだもの。間違いも指摘されない。実践すると、自分がすっごい嫌な奴になってしまうこと間違いなしだけどな。だから普通の神経の持ち主ならやらない。
桜井氏はこの事をちゃんと理解していたと思われる。だからこそ、彼は最初にヘイトスピーチの定義を橋下に確認し、その定義にそって議論しようとするのだけど。
案の定橋下は上記常勝無敗モードに入ろうとして論戦する気皆無で、桜井氏ばかりに喋らせようと試みたわけだ。
橋下の最初の返しを聞いた段階で桜井氏がブチ切れたのはそういう理由である。
あの橋下氏の返しでは、橋下を論戦の場に、同じ土俵に乗せる事は不可能だとわかったからこその桜井氏ブチギレなのだ。あの後、桜井氏がどう誘導しようにも、橋下の台詞は想像できるぞ?ごく単純なルーチンになるから。
あの会談のセッティングまでの流れは、橋下側が極めて不誠実である。ほとんど橋下側の要望で構成された会談であるにも関わらず、橋下がさらに遅刻している事も、その不誠実さに対する裏付けの1つであろう。あれを兵法の宮本武蔵流なんて言い方は、カッコつけすぎである。本当に自分の命がかかっているわけではないのであれば、単なる卑怯者であろう。
桜井氏がぶち切れた事により、橋下は場をコントロールしやすくなる。本来ここで橋下は切り替えて冷静に対処すれば、桜井氏だけをピエロにする事も可能だっただろうが、橋下はあえて場外乱闘モードで通した。
やる気がなかった橋下と、卑怯なやり口に短絡的になってしまった桜井氏(多分、めんどくささが勝ってしまった)、その後、ブチ切れた桜井氏に乗っかかった橋下のやり口。
両方共勝つ気がなく、かと言って負ける気もないやり方は、まさにプロレス(死ぬまではやらない手加減した痛めつけ合い)ではないか。
俺は「試合前から試合結果が決まっている八百長」という意味でプロレスと言ったわけではない。
勝敗を、実力以外のところで当事者が決めたやり方をプロレスだと表現したのである。よって別に「飛田新地に帰れ」の桜井氏の捨て台詞もありえないとは思っていない。おおいにありえたであろう。
ま、俺も尤もらしく語ってはいるものの、これはあのエントリの時にも言ったが俺の妄想である。そこんとこ、ご配慮願いたいところだ。
ところで。なんでこの件、蒸し返しているのかと言うと。
コメントをくださった例の人へのあてつけとかではなく。上記「卑怯なり橋下」戦法を使うバカに煽られる人が最近あまりに多い(特にツイッター。煽り側もこの戦法を好んで使うクズが増えている)ので、パターンとして認識する事を推奨したかったのである。
いいか。絶対に負けない口喧嘩とは。
自分では主張せず回答せず、極力相手に語らせる事なのである。
この形式だと、自分は主張せず、相手を非難しかしていないので、論破できないけれど絶対に負けない。印象最悪だけどな。相手に最悪の印象を植え付ける為には最適手。
「朝日新聞についてどう想いますか?」「じゃあ聞きますけどあなたは朝日をどう思っているんですか?」「売国的なんじゃないですか?」「…そんなだからあなた方は駄目なのですよ。ちょっと調べたらわかる事でしょ?」「何を調べろと?」「はぁ…。そこから言わないと駄目ですか。そんな頭では議論するだけ無駄ですね!もっと勉強してください」
こんなんに勝てると思うか?
ルール無用の論戦は、キチガイが勝つんだよ。
相手にするだけバカバカしい。ディベートには中立的な司会が不可欠なんだよ。
追記:
ウチの社長といい、嫌な仕事仲間といい、クズい奴を思い浮かべるとこの手のワザ使いばっかりだよまったく…。
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朝生で議論が白熱した際、田原はわざと簡単な質問を相手にぶつける・・・唐突さに呆気にとられているうちに、田原は独善的意見をがぁーっと吐き、勝ち誇ったかのような顔を一瞬見せたら、直ぐ様全く違う人に話を振り、終了。・・・これが田原の十八番芸。