あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

音楽業界の過渡期

2012年07月27日 23時02分39秒 | 政治(国内・その他)
【米国】「日本の音楽=AKB」という風潮~「正直、世界から見たら日本の音楽はバカにされている。もったいない」[12/07/25]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1343249245/-100

 面白い話題があがっていたので紹介しようと思う。
 ま、超正論だと言えばそれまでなんだが…。実はこれ、俺は結構いい傾向だと思うんだよね。

 ええー?日本の音楽業界が潰されようとしているんだぜ?しかも旧来然とした「カスラック※俺はJASRACって言うけど、非難する人はカスラックって言いそうやん」を始めとする利権団体に。良い訳ないやん。という声が聞こえてきそうだが、だっていい傾向だと思うんだもの。俺。

 なぜか。

 それは、音楽業界が現在、過渡期を迎えていると思うからだ。
 要するに、ブレイクスルーが発生しているのだ。

 日本の音楽としては、初音ミクをはじめとした「同人音楽」のレベルの高さは現在でも俺は折り紙付きだと思う。音楽のデジタル編集技術も、大げさな編集機材がだんだん必要なくなり、個人レベルで素晴らしいものができるようになってきているし。

 今まで、音楽で自分を表現する場合、必ず音楽業界を通さねばならなかった。
 今、それが必要でなくなってきていると思うんだな。

 つまり、大晦日の紅白の視聴率が往年と比べて落ちている事や、プロ野球にみんなが熱狂するような事がなくなったのと同じだ。単に裾野が広がっただけ。

 そりゃーね、旧来型の業界に属する人々は、減少する牌を取り合うのだから、不景気になるだろう。生き残りたければ、上記インタビューイであるnel氏が例に挙げたように、

JASRACの制約が強すぎる。例えば米国では「カバー」演奏をYouTubeにアップして広告収益を稼ぐことができるが、日本で同じことはできない。YouTubeではカバー演奏が人気を得やすいので、日本だとマネタイズのハードルが高くなる。


 とまあ、ネットと折り合いをつけていく姿勢が必要だと思う。
 でも、そのうち、「JASRACを経由するとつべにもアップできない」とかいう理由で、JASRACを経由しないのが当たり前になってきたり、JASRAC既存メンバーからも脱退する人が出てくるかもしれないやん。
 米国がうまくやれるのは当たり前だ。つべとかぐぐる先生とかは、米国発祥なのだから。いわば日本にとってネット文化は「他人の土俵」なのである。

 日本のこの「音楽業界の衰退」は、遅かれ早かれ、必ずアメリカ以外のどの国でも発生するはず。日本の音楽業界が衰退しているのではない。旧来然とした勢力の衰退が著しいのだ。

 …と、俺は思うんだけどなぁ。どうなんだろうね?

 だから別に、nel氏が言うように「もったいない」とは思わない。それに

日本は「生の音楽」を楽しむ文化が弱い。米国だと「今日はロックを聴きたいからあのバーに行こう!」というコミュニケーションが成り立つ。録音ではない「生の音楽」が、町中に溢れている。


 こーゆーのは、日本の欠点というより日本に元々ない文化なんだよね。
 俺から言わされば、日本に対するこうゆう「ないものねだり」は文化人の傲慢だと思う。「隣の芝生は青く見える」ってやつだろう。

 なもんで。俺は別に日本の音楽が著しく衰退しているとは思わないね。
 旧態然とした者たちの収益構造が完全に限界を迎えた時、日本は再び必ず商業的に脱皮する時期が訪れるであろうと信じている。

 その時は、JASRACが死ぬ時ではなく、きっと別の形で存続していく形になっているのだろうと思う。大人ってのは基本的に世俗にまみれて汚いもんなんだよ。

人気ブログランキングへ

同人音楽制作ガイド



1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (せゆ)
2012-07-29 15:53:34
ジャズバー他で生演奏してたら、
カスラックだごよーだチョサクリョーハラエとか、そらすそ野広がらないよね。
返信する

コメントを投稿