今日、ツイッターで以下のような記事が高アクセスをたたき出していた。
「システム構築に潜むヒヤリハット事例」なる教育ビデオ
http://togetter.com/li/570871
こんなツイートから始まるわけだけど。面白かったよ。
ちなみに。俺は車載ナビとか監視カメラとか携帯ゲームも開発に携わったことがあったりするけど、基本的には業務系SEで、半沢直樹な世界もよく知っている。つーか、あの手の権力闘争とか、命がけの事態とかにも直面した経験がある。しかも1回や2回じゃない。
土下座した事も何回かあったりするが、知ってるか?土下座ってするたびに人間が壊れていくんだぜ?何か大切なものが壊れていく。
日経コンピュータの人気記事、「動かないコンピュータ」シリーズで事例紹介されたプロジェクトにいたこともあるんだぜ。
そんな俺が、このヒヤリハット事例を見て、思った事。
こんな程度で悲鳴あげたり泣いたりする奴らは、この仕事はできません。
確かにトラウマになっている事はある。「これは俺の事か?」的事例が出てきたら、嫌な気分にぐらいなるかもしれんが…。
こんなビデオ如き(実は俺も見たことがあるが)、見せられたところで痛くも痒くもないわ。
ちなみに。俺の数あるトラウマ事例で最も鮮明に覚えているモノは。
(ほわんほわんほわわ~ん:回想音)
某有名全国展開のデパートの管理サーバ上で本番中に、データ書き換え用に持参したバッチを実行したら、常駐プログラムが異常終了してしまったヤツかな★
その管理サーバ、決済の管理を集中管理しているモノで、止めるとデパートのレジ打ちで「サーバーに接続できません」とかのエラーが出るもの。
異常終了が出た瞬間、俺の席から見える範囲にある黄色い回転灯が全機回転して、けたたましいサイレンが鳴り出し…。
やがて電話がじゃんじゃん鳴り出して…担当部署の職員が電話取って謝罪しまくる。
まだクレームがきてない店舗へも謝罪の電話を入れまくりーの…。その騒然となる部署のど真ん中で、俺は呆然と立ち尽くすしかなく、暑くもないのに滝のように汗をかいていたとい…ああああああああああああ!!!!
ふぐぁぁああああああァァァァァ!!!(ごろごろごろごろごろっ)
このトラブルの原因は、俺がCDに焼いて持ってきたバッチプログラムだった。
プログラム自身は全然問題なかったんだけど、どうやら焼きミスでCD自体が壊れてて、タチが悪かった事に、CDにコピーしたファイルは正常に見えるんだけど、中身は全部壊れていたという…。
このヒヤリハットの教訓としては。CDやUSBメモリーのような、ファイルコピーが成功していない可能性がある媒体でのデータ移動は、なんらかの対策を打たねばならないという事だろう。
いつもやってる作業で、いつも問題なかったので油断していたのだった。
俺は結構、エンジニアとしては波瀾万丈である。
というより、俺はバブル直後の就職氷河期時代の人なんだが、当時は「C言語?!楽勝ッスよ!」とか言って採用され、「C言語入門」片手に仕事している奴とかザラで、今より遥かにみんな仕事が雑だった。
雑な仕事の尻拭いとか、誰かの残した爆弾に巻き込まれるような事例が多く…。痛い目にあって心や体を壊して辞めてく人が続出してた頃だったのだ。
エンジニアは、絶望のフチに立たされてなお、そこから這い上がる為に仕事を強いられる事が多い。わかりやすい事例で言えば、東電とかの現状を考えれば近い。辞めたくても、誰かが正常化まで面倒を見ざるを得ない。
俺には、同業者の知り合いに自殺や過労死をした人がいる。
今は、IT業界も随分優しくなった。昔はブラック企業しかなかった。それが普通だったのだ。そーゆー、命がけのトラブルがすげー減ってるように思う。
そいでもって、トラブルに対する耐性が低くなっているように思うのだ。いや、いい事なんだよ?
「戦場に出た時、とにかく人の死に慣れる事だ」って言葉をどっかで聞いたような気がするけど。昔、ウチの業界ってそんなんだった。人の命がとにかく安い。
なんだかなぁ。俺が古いんだろうか。
ちょっとこの程度の事で、騒ぎすぎだろ?とか考えてイライラしている俺がいるのである。まあ、ちょっとした脚色なんだろうと思うんだけどな。面白おかしく記事を紹介する為のさ。本気ちゃうよな?
人気ブログランキングへ ※51位→50位の壁は厚いなぁ!応援よろしくおねがいします。
ヒヤリ・ハット11,000事例によるエラーマップ完全本
「システム構築に潜むヒヤリハット事例」なる教育ビデオ
http://togetter.com/li/570871
本日は職場で「システム構築に潜むヒヤリハット事例」なる教育ビデオを部署全員で見る。最初は皆退屈そうに見ていたが、
「本番環境もテスト環境も一台のPCで行います」みたいなことをビデオが言い出したあたりから全員嫌な汗をかき始め、それを新人SEが弄り始めたあたりで悲鳴が上がる。
「本番環境もテスト環境も一台のPCで行います」みたいなことをビデオが言い出したあたりから全員嫌な汗をかき始め、それを新人SEが弄り始めたあたりで悲鳴が上がる。
こんなツイートから始まるわけだけど。面白かったよ。
ちなみに。俺は車載ナビとか監視カメラとか携帯ゲームも開発に携わったことがあったりするけど、基本的には業務系SEで、半沢直樹な世界もよく知っている。つーか、あの手の権力闘争とか、命がけの事態とかにも直面した経験がある。しかも1回や2回じゃない。
土下座した事も何回かあったりするが、知ってるか?土下座ってするたびに人間が壊れていくんだぜ?何か大切なものが壊れていく。
日経コンピュータの人気記事、「動かないコンピュータ」シリーズで事例紹介されたプロジェクトにいたこともあるんだぜ。
そんな俺が、このヒヤリハット事例を見て、思った事。
こんな程度で悲鳴あげたり泣いたりする奴らは、この仕事はできません。
確かにトラウマになっている事はある。「これは俺の事か?」的事例が出てきたら、嫌な気分にぐらいなるかもしれんが…。
こんなビデオ如き(実は俺も見たことがあるが)、見せられたところで痛くも痒くもないわ。
ちなみに。俺の数あるトラウマ事例で最も鮮明に覚えているモノは。
(ほわんほわんほわわ~ん:回想音)
某有名全国展開のデパートの管理サーバ上で本番中に、データ書き換え用に持参したバッチを実行したら、常駐プログラムが異常終了してしまったヤツかな★
その管理サーバ、決済の管理を集中管理しているモノで、止めるとデパートのレジ打ちで「サーバーに接続できません」とかのエラーが出るもの。
異常終了が出た瞬間、俺の席から見える範囲にある黄色い回転灯が全機回転して、けたたましいサイレンが鳴り出し…。
やがて電話がじゃんじゃん鳴り出して…担当部署の職員が電話取って謝罪しまくる。
まだクレームがきてない店舗へも謝罪の電話を入れまくりーの…。その騒然となる部署のど真ん中で、俺は呆然と立ち尽くすしかなく、暑くもないのに滝のように汗をかいていたとい…ああああああああああああ!!!!
ふぐぁぁああああああァァァァァ!!!(ごろごろごろごろごろっ)
このトラブルの原因は、俺がCDに焼いて持ってきたバッチプログラムだった。
プログラム自身は全然問題なかったんだけど、どうやら焼きミスでCD自体が壊れてて、タチが悪かった事に、CDにコピーしたファイルは正常に見えるんだけど、中身は全部壊れていたという…。
このヒヤリハットの教訓としては。CDやUSBメモリーのような、ファイルコピーが成功していない可能性がある媒体でのデータ移動は、なんらかの対策を打たねばならないという事だろう。
いつもやってる作業で、いつも問題なかったので油断していたのだった。
俺は結構、エンジニアとしては波瀾万丈である。
というより、俺はバブル直後の就職氷河期時代の人なんだが、当時は「C言語?!楽勝ッスよ!」とか言って採用され、「C言語入門」片手に仕事している奴とかザラで、今より遥かにみんな仕事が雑だった。
雑な仕事の尻拭いとか、誰かの残した爆弾に巻き込まれるような事例が多く…。痛い目にあって心や体を壊して辞めてく人が続出してた頃だったのだ。
エンジニアは、絶望のフチに立たされてなお、そこから這い上がる為に仕事を強いられる事が多い。わかりやすい事例で言えば、東電とかの現状を考えれば近い。辞めたくても、誰かが正常化まで面倒を見ざるを得ない。
俺には、同業者の知り合いに自殺や過労死をした人がいる。
今は、IT業界も随分優しくなった。昔はブラック企業しかなかった。それが普通だったのだ。そーゆー、命がけのトラブルがすげー減ってるように思う。
そいでもって、トラブルに対する耐性が低くなっているように思うのだ。いや、いい事なんだよ?
「戦場に出た時、とにかく人の死に慣れる事だ」って言葉をどっかで聞いたような気がするけど。昔、ウチの業界ってそんなんだった。人の命がとにかく安い。
なんだかなぁ。俺が古いんだろうか。
ちょっとこの程度の事で、騒ぎすぎだろ?とか考えてイライラしている俺がいるのである。まあ、ちょっとした脚色なんだろうと思うんだけどな。面白おかしく記事を紹介する為のさ。本気ちゃうよな?
人気ブログランキングへ ※51位→50位の壁は厚いなぁ!応援よろしくおねがいします。
ヒヤリ・ハット11,000事例によるエラーマップ完全本
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます