あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日本国内での大麻の扱いとか

2016年05月14日 23時39分59秒 | 政治(国内・その他)
 ドラッグの使用について。俺の中の常識では、左翼の方が寛容ではないかと思う。

 覚醒剤も日本では「ヒロポン」という名前で製品化していたのはご存知の通りで、確かに多用は厳禁ではあるものの、安全性は高いらしい。

 
 ▲ヒロポン

【参考・棘】覚醒剤が怖いのは「使ったが最後脳が破壊されるから」ではない!
http://togetter.com/li/935387

 
 ▲サザエさんの長谷川町子著、「似たもの一家」の一節。ヒロポンが普通に日常のネタとして登場している

 まあ、当然、法律で禁止されている薬なのだから、使用してはならないものだが、頭ごなしに否定するべきではないと思うのだ。

 ウチの嫁さんは、ご存知の通り某総合病院の薬剤師長である。こーゆー話題の時、必ずご意見を伺うのだが、当時棘にあった覚せい剤の安全性について述べたスレを見せた時、このスレ主の述べている事は嘘だといったような完全否定ではなかった。ちなみに嫁は薬剤師だからか、覚せい剤や大麻の使用について、ものすごい「ダメ・絶対」な人である。

 一部左翼のデモで、大麻の使用緩和をテーマにしたものがあったりするのだけど。
 しかし、なぜか日本の左翼の筆頭である共産党は、「反大麻主義」とも言える程の、大麻反対派である。

【共産党】危険薬物の実効ある規制、薬物依存症の治療・回復をすすめます
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2014/12/2014-mdma.html

(前略)ネット上では、「日本以外の国で大麻は自由」など誤った情報が氾濫していますが、実際には、大麻の有害性はWHO(世界保健機関)でも確認され、大麻所持 を規制する国際条約に加盟する国は180カ国を超えています。米国は連邦法で大麻を禁止しており、ヨーロッパにも「嗜好用」の大麻所持を合法化している国 はありません。UNODC(国連薬物犯罪事務所)は、大麻の有害性は他の植物性薬物と大差なく、大麻を「ソフトドラッグ」と扱うのは誤りであると指摘し、加盟国に実効力ある禁止措置を求めています

 対して、何故か産経で、大麻が日本では研究すらも禁止されている事が報じられている。

【産経】末期がん患者が最後にすがった大麻は違法か? 劇的改善の被告が「命守るため」と無罪主張 司法の判断は…
http://www.sankei.com/affairs/news/160423/afr1604230003-n1.html

大麻を所持したとして大麻取締法違反(所持)罪で逮捕・起訴された末期がん患者の男性=東京地裁で公判中=の裁判が注目を集めている。(略)
治療のために自ら栽培し使用したところ症状が劇的に改善した。(略)
欧州諸国や米国の20州以上で医療用大麻の合法化が進む中、日本での医療用大麻解禁の是非が争点になる可能性もある。(略)
山本被告は「医師も『ありえない』と驚いていた。数値が下がったことを示すカルテもある」(略)
医療大麻を考える会の前田代表は「大麻取締法は、医療目的で大麻を研究することすら禁じている。(略)

 現在大麻は世界的に緩和が進んでいる。
 大麻が合法化されたところでは、嗜好品として好評を博しており、なかなかの経済効果をあげているようだ。そして、誰も不幸になっているように思えない。
 上記記事のように、ゲートウェイドラッグ(入門ドラッグ)になりかねないという主張もあるが、むしろ違法ドラッグの使用が激減したという報告もある。

 この流れから、多分ウチをよく知る人なら、俺が今回語ろうとしている事を察してくれていると思う。
 そう。日本で大麻を禁止したのは、GHQである。かなり強固に禁止され、大麻について、日本人が拒否反応を起こすレベルの嫌悪情報を流布している。

 当時、日本には立派な大麻の文化があった。これは、別に日本の弱体化を狙った話とかではないが、米国は私利私欲で日本の文化を破壊したのである。

 この辺りの事情については、以下の動画が実に判りやすい。参考までに。

【つべ】恐怖! 大麻・酒をめぐる黒歴史 [大麻講座その2・歴史編]


 別に珍しい話ではなかろう。日本の鯨文化だって、欧米諸国に破壊されてしまい、今は家庭料理で鯨を扱う方法も忘れ去られてしまい、あの美味しい鯨を消費しにくい国にされてしまった。

 大麻に対してやってる事は、鯨のそれと一緒である。

 なお、今回の俺のエントリは、大麻や覚醒剤の使用を推奨するものではない。
 ただ、世界や日本の常識には意外と嘘が多い事を、ウチの読者のような方は知っていると思う。考える切っ掛けになればと思ったのである。

 また、何故か産経では報道されている上記の「末期がんの患者が、大麻利用により劇的に回復したという記事」が、なぜ、ドラッグ使用に寛容な朝日で報道されないのか。共産党がなぜここまで大麻に拘って禁止を叫ぶのか。

【朝日新聞】サイト内検索「医療用大麻」検索結果
http://sitesearch.asahi.com/.cgi/sitesearch/sitesearch.pl?Keywords=%E5%8C%BB%E7%99%82%E7%94%A8%E5%A4%A7%E9%BA%BB&tvsubmit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

 そのコントラストを、読者諸兄にお楽しみ頂きたく思うのであった。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2016-05-15 01:10:43
生きる苦しみ、死ぬ苦しみを少しでも和らげてくれるのであれば、何でもいい。

楽に死ねたらなあ…。
返信する
Unknown (Unknown)
2016-05-15 01:39:13
この問題は麻薬の疼痛緩和としての作用と抗がん剤としての作用をごっちゃにしている事
たった一例で因果関係の関係も不明で大麻は抗がん剤として優秀という流れを作るのはおかしいと思う

ぶっちゃけ癌治療に身をおいた立場からいうと効くならこっちが使いたいと思うよ

怪しい民間療法とか病院では使えない「特別な方法」とかいって患者および家族から大金をせしめてる
人間の屑はいっぱい見てきました(宗教系もね)
(大体の相場は月30万位、これで医療保健では出来ない特別な手当ができると言うと需要があるらしい)
文句を言いたいけど、医者や製薬会社の利権の為に良い治療が出来ないとか、特権階級は特別な治療を
受けてるとかいったセールストークの方がウケるようですね
本音では思い切り否定してやりたいけど、患者さんと家族さんとの信頼関係にヒビが入るのであまり
言えない
返信する
Unknown (Unknown)
2016-05-15 02:04:23
2番目のコメント書いた者ですけど
患者さんが効くと思っているものを否定するのはかなり大変でまさに「悪魔の証明」です
絶対効かないと言い切れない 手かざしや波動を送る、正体不明の薬の作用など
そして辛いのはせっかく良く効いていた治療を中断して帰ってしまう人がいる事です

返信する
Unknown (きいろ香)
2016-05-15 19:34:15
大麻と言えば、神宮大麻(伊勢神宮のお札)ですかね。
共産党的には、神道と結びついてるから気に食わんのでしょうか。

GHQ発祥で失われたものは、結構あるらしいですね。
聞いた話で一番ビックリだったのは食塩です。
ちゃんと海水から精製した塩でないと、身体にはよろしくないそうで。
巷に出回ってる食卓塩=塩化ナトリウムとやらは、GHQがもたらしたらしい、とかなんとか。
返信する
Unknown (あきよし@管理人)
2016-05-16 23:40:33
>2016-05-15 01:10:43
 楽に死にたいですね。自分がシャットダウンされて、もう誰も電源をONにできないなんて、本当に怖いですけれど。

>2016-05-15 01:39:13
 論点がずれているように思います。

 あなたは、「ネットに広がる大麻礼賛・大麻万能」について反論をしている。
 私は、「なにがしか有効であると思われる大麻が、日本では研究すら禁止されている状態は不自然で、それを叩く立場にあるはずの左翼メディアの動きが鈍いのはおかしい」と主張しています。

 誰も、大麻は万能なんだから日本でも使えるようにすべきとか、主張していません。反論としてはウチの「てんかん系」エントリにつくコメントと同じ、自分の有利な論点で戦おうとしているようにしか見えません。そしてそれは、卑怯な戦法であると認識すべきだと、私は思います。

 その上で、あえてあなたの土俵に乗ると。
 ウチの嫁さん曰く(彼女はまごうことなき専門家ですよ?)「戦う為の武器は多い程いい。大麻だって武器の1つとして、有要なら利用すべきで頭から否定するのはナンセンスだ」と言っていました。彼女は、当然ながら怪しげな民間療法には否定的な立場です。ホメオパなんかを親の敵のように糾弾する人です。

 あなたは経験上、怪しげな民間療法を信じて、正しい治療を放棄してしまう患者さんの存在が歯がゆいと、そんな主張を展開されてしますが、それ、ウチの主張となんの関連性がありますか?
 しかも、実際に効果があったと実績が出ている大麻と、死に際の人間を騙すあなたの言う人間の屑の所業とを同列に並べて、ウチのこのエントリにそれをコメントすると、「効果」としては、「大麻なんて信じてる奴はバカだ」と要約・解釈できます。ウチのエントリの、どこに「大麻の効果を信じてる」って書いてありますか。まるでウチのエントリが、そんな内容みたいに読めるでしょう。

 人のエントリの結論を勝手に誘導しないでもらえますか。不愉快です。詭弁はやめてください。

>きいろ香さん
GHQがらみは色々ありますよね。私も政治ブロガーの最終地点という意味で「最後は必ず反米で落ち着く」らしいので、反米的な感情も、なくはないです。
それでもなお、私は嫌韓・反共なわけで。日本が付き合う上で、今のところこの米国が一番有益だと思うのです。残念ながら。

さて。伝統保守の主張として、神宮大麻とGHQの反対まの紐付けはよく聞く話ですが、エントリで紹介した大麻の歴史説明動画でも現れる通り、当時の米国財界の暗躍に、日本も巻き込まれたというのが真相だと私も思っていて、これについては私、反日的心情は米国にないと思っています。
故に、反大麻の日本弱体化政策は、「日本の伝統保守のこじつけ」+「これを利用して日本弱体化をたくらむ中国の思惑」が正しい読みかと、私は考えています。
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