昨日、車の中で「そこまで言って委員会」をナビのテレビで見ていた。
そこに、元在沖縄総領事のケヴィン・メア氏が出演していて、慰安婦問題のコメントを求められていた。
誤解なきように言っておきたいのだが、彼はかなりの親日家であり、しかも妻は日本人だ。
ケヴィン氏のコメントを紹介する前に、この番組の感想を書いておきたい。
よくぞまあ、ここまで朝日新聞やら慰安婦問題をけちょんけちょんにできるものだ。20年ぐらい前なら考える事すらできなかったような叩きっぷり。あの番組だからってのを差っ引いて考えても、かなり凄いわ。
そんな中、司会の辛坊氏が、ケヴィン氏に話を振ったら彼がどんな話をするか、わかった上で話をふる。でもってケヴィン氏が話しだす前に、「彼は今からちょっと覚悟が必要な発言をするけど、でも彼はすごい親日家なんだよ?」ってフォローを入れていた。
GJと言っておきたい。
さて。ケヴィン氏はなんと話したのだろう。
まあ、概ねこんな感じだったかと思う。
これには、パネリストの竹田恒泰氏をはじめ、普通に大激怒。くってかかるような事はしないものの、グレンデールの慰安婦像の話なんかを持ちだして、ケヴィン氏の矛盾を指摘する。
「慰安婦の強制連行が河野談話と関係ない?アフォか?」
談話内には確かに強制連行とかそんな言葉はないけれど。韓国が朝日が作った捏造を剣に、河野談話を盾にしているのは、紛れようもない事実なのだ。
ケヴィン氏は、当然の如くあっという間に四面楚歌に陥った。
俺も、そりゃー腹立たしかった。
だって、慰安婦問題が拗れてる大きな要因の一端って、アメリカなんだもの。
連中、日本よりよほど朝鮮人慰安婦を性奴隷化して朝鮮戦争時に使役してたくせに、よっぽど比較的人道的だった大日本帝国の慰安婦ばかりを、韓国と共に悪しざまに言ってくるのだもの。
でもって、国際世論がこの件について、日本しか叩かない最大の要因について言えば、「アメリカの態度」はその最右翼なんだもの。次点は特定日本人だろう。
腹立たしいのは確かなんだけどな。こんなわかりやすいものもないんだよ。
ケヴィン氏だってな、こんな事は言いたくないんだ。わかっててもこう言わざるをえない。彼はすごく親日的な人だし、頭も悪くない。だからこその、ケヴィン氏発言前の、辛坊治郎氏のフォローなのだ。
何がわかりやすいって、これが「アメリカの公式の立場」なんだ。
特にオバマ政権になってから顕著なんだけど、アメリカは世界の警察である事をやめたがっているわけじゃない。
アメリカは、ありとあらゆる在外米軍の撤退を希望しているわけで。アジアの火薬庫たる日本近海は、日韓が共同して守って、で米軍は撤退したいいんだよ。でもって韓国が敵陣営に組み込まれてほしくない。
あと、日本の河野談話撤回の可能性については、日本のレジーム・チェンジに対する警戒があるんだな。彼は憲法改正にも反対なんだけど、日本の対米依存度を押し下げる事はアメリカの国益にならないと踏んでいるのである。
元外交官であるが故、この立場でしか話ができない。それがケヴィン氏なのだ。
慰安婦問題を日本が解決しようとする行為は離米行為だってのがよくわかる。
だからって、慰安婦問題でアメリカを責めちゃいけないってわけではない。
日本でだって、外交関係を円満にしておきたいのであれば、慰安婦問題なんぞ、目くじらを立てない方がよかったのだ。外交はそれできちんと回っていた。
しかし、今日本の雰囲気では「慰安婦問題でへたに譲歩してしまえば、日本国民全体からそっぽを向かれてしまう」という懸念が政府に生まれ、そう簡単に韓国に迎合しなくなってきたじゃないか。
要するに日本は、自分達の怒りがどれだけ世界に影響を及ぼすのか、ちゃんと理解した上で怒るところでは怒るべきなんだよ。
アメリカだって、日本人に嫌われたいわけではない。
アメリカの態度について、きちんと理解した上で、グレンデール市がやっているような日本人に対する人種差別的扱いを長い時間をかけてでも、粘り強く止めるように説得していかねばならない。
それについては、アメリカにおける韓国人の地位失墜が一番の近道なんだが…。
俺は、あんがい韓国人の立場がアメリカで危うくなってくるのって、近いんじゃないかなと。そんな風に思っているのである。
日本での韓流ブーム終焉→嫌韓みたいな流れが、遅まきながらアメリカでも発生するような気がしているのだった。
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2015カレンダー 艦隊これくしょん-艦これ-
そこに、元在沖縄総領事のケヴィン・メア氏が出演していて、慰安婦問題のコメントを求められていた。
誤解なきように言っておきたいのだが、彼はかなりの親日家であり、しかも妻は日本人だ。
ケヴィン氏のコメントを紹介する前に、この番組の感想を書いておきたい。
よくぞまあ、ここまで朝日新聞やら慰安婦問題をけちょんけちょんにできるものだ。20年ぐらい前なら考える事すらできなかったような叩きっぷり。あの番組だからってのを差っ引いて考えても、かなり凄いわ。
そんな中、司会の辛坊氏が、ケヴィン氏に話を振ったら彼がどんな話をするか、わかった上で話をふる。でもってケヴィン氏が話しだす前に、「彼は今からちょっと覚悟が必要な発言をするけど、でも彼はすごい親日家なんだよ?」ってフォローを入れていた。
GJと言っておきたい。
さて。ケヴィン氏はなんと話したのだろう。
・慰安婦問題の強制性に関する誤報が是正される事には賛成。
・しかし、強制連行の撤回後、河野談話の撤回が話題になるのはおかしい
・強制連行と朝日新聞や河野談話はまるで関係がない
・日本が韓国人を性奴隷にしていたのは事実で、韓国に謝罪すべき
・日本は韓国に対し、様々な支援を行い、これまでも謝罪してきた。
・韓国の理不尽は理解できる。この点は日米で韓国を説得すればよい。
・しかし、強制連行の撤回後、河野談話の撤回が話題になるのはおかしい
・強制連行と朝日新聞や河野談話はまるで関係がない
・日本が韓国人を性奴隷にしていたのは事実で、韓国に謝罪すべき
・日本は韓国に対し、様々な支援を行い、これまでも謝罪してきた。
・韓国の理不尽は理解できる。この点は日米で韓国を説得すればよい。
まあ、概ねこんな感じだったかと思う。
これには、パネリストの竹田恒泰氏をはじめ、普通に大激怒。くってかかるような事はしないものの、グレンデールの慰安婦像の話なんかを持ちだして、ケヴィン氏の矛盾を指摘する。
「慰安婦の強制連行が河野談話と関係ない?アフォか?」
談話内には確かに強制連行とかそんな言葉はないけれど。韓国が朝日が作った捏造を剣に、河野談話を盾にしているのは、紛れようもない事実なのだ。
ケヴィン氏は、当然の如くあっという間に四面楚歌に陥った。
俺も、そりゃー腹立たしかった。
だって、慰安婦問題が拗れてる大きな要因の一端って、アメリカなんだもの。
連中、日本よりよほど朝鮮人慰安婦を性奴隷化して朝鮮戦争時に使役してたくせに、よっぽど比較的人道的だった大日本帝国の慰安婦ばかりを、韓国と共に悪しざまに言ってくるのだもの。
でもって、国際世論がこの件について、日本しか叩かない最大の要因について言えば、「アメリカの態度」はその最右翼なんだもの。次点は特定日本人だろう。
腹立たしいのは確かなんだけどな。こんなわかりやすいものもないんだよ。
ケヴィン氏だってな、こんな事は言いたくないんだ。わかっててもこう言わざるをえない。彼はすごく親日的な人だし、頭も悪くない。だからこその、ケヴィン氏発言前の、辛坊治郎氏のフォローなのだ。
何がわかりやすいって、これが「アメリカの公式の立場」なんだ。
特にオバマ政権になってから顕著なんだけど、アメリカは世界の警察である事をやめたがっているわけじゃない。
アメリカは、ありとあらゆる在外米軍の撤退を希望しているわけで。アジアの火薬庫たる日本近海は、日韓が共同して守って、で米軍は撤退したいいんだよ。でもって韓国が敵陣営に組み込まれてほしくない。
あと、日本の河野談話撤回の可能性については、日本のレジーム・チェンジに対する警戒があるんだな。彼は憲法改正にも反対なんだけど、日本の対米依存度を押し下げる事はアメリカの国益にならないと踏んでいるのである。
元外交官であるが故、この立場でしか話ができない。それがケヴィン氏なのだ。
慰安婦問題を日本が解決しようとする行為は離米行為だってのがよくわかる。
だからって、慰安婦問題でアメリカを責めちゃいけないってわけではない。
日本でだって、外交関係を円満にしておきたいのであれば、慰安婦問題なんぞ、目くじらを立てない方がよかったのだ。外交はそれできちんと回っていた。
しかし、今日本の雰囲気では「慰安婦問題でへたに譲歩してしまえば、日本国民全体からそっぽを向かれてしまう」という懸念が政府に生まれ、そう簡単に韓国に迎合しなくなってきたじゃないか。
要するに日本は、自分達の怒りがどれだけ世界に影響を及ぼすのか、ちゃんと理解した上で怒るところでは怒るべきなんだよ。
アメリカだって、日本人に嫌われたいわけではない。
アメリカの態度について、きちんと理解した上で、グレンデール市がやっているような日本人に対する人種差別的扱いを長い時間をかけてでも、粘り強く止めるように説得していかねばならない。
それについては、アメリカにおける韓国人の地位失墜が一番の近道なんだが…。
俺は、あんがい韓国人の立場がアメリカで危うくなってくるのって、近いんじゃないかなと。そんな風に思っているのである。
日本での韓流ブーム終焉→嫌韓みたいな流れが、遅まきながらアメリカでも発生するような気がしているのだった。
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