あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

選挙放送雑感

2012年12月17日 22時15分04秒 | 政治(野田政権)
 さて。今回も選挙をチャンネルザッピングで各チャンネルを見てたんだけど。
 やはり一番酷かったのは古舘伊知郎のTBSであった。もう明らかに「世襲批判」を前面に押し立てた論調なのね。

「やはり自民党強い…!××1区当確の○○さんは、△△さんのご子息です」

 とか、必ず自民党で世襲の人はこんな紹介の仕方なのである。田中真紀子とか角栄の血筋とか絶対に紹介しないし、松本ドラゴンだって、玄葉だって、小宮山だって菅だって世襲なんだが、欠片も紹介しない。(ほとんど落選しよったけどな)

 選挙関係は情報の速さ確認でTBSもザッピング対象だったんだけど、序盤でそんなふうに不愉快なので見る気が失せた。
 その後、NHKを中心に、民放(TBS除く、サッカーやってたフジの序盤も除く)をたまにザッピングしてたのだけど、なんつーか感情的というか、絡み方が粘着質でガチで気分が悪かった。

 NHKがいいわぁ。淡々とした雰囲気が。コメンテーターとかいらんわ。マジで。

 それに、NHKは、地デジのプログラムが一番便利だった。
 ウチの選挙区だった大阪第7区は、藤村修内閣官房の地元で、維新が元キャンギャルのドシロウト、上西小百合を刺客に立ててたいわゆる「注目の選挙区」だったので、

「ぬぉおお!渡嘉敷直美(自民)がんばれー」

 とか俺ら夫妻は熱くなっておった。
 なので、NHKの「マイ選挙区」に登録してたんだが、地デジの選挙ページトップに投票情報がリアルタイムで更新される。

 それを除いて10数件の「注目の選挙区」が登録・保持できる。

 麻生太郎と小泉進次郎がどんなけ差をつけて勝つのかとか、

 どんなけ大差で負けるのか興味津々だった菅、田中真紀子とか、

 負けて欲しかった原口や、

 中川郁子さんの対抗馬が、あの政治資金を風俗で使い込み、小澤の側近でもあるクソ野郎の石川だった為、是が非でも勝って欲しく注目とか。

 とりあえずそんな感じで、ガッツリカスタマイズ可能で、はっきり言ってかなり便利だった。選挙情報の為にザッピングする事はほとんどなかった。NHKだけでOK。
「進次郎すげー!投票占拠率8割とかマジすげー」とか、「なんで中川郁子さんがあの人間のクズ石川と僅差やねん」とか、「ドシロウトの上西小百合がなんで渡嘉敷直美さんとがっぷり4つやねん」とか、常時確認しつつ、同時にNHK解説員の解説と、立候補者のインタビューとかも流れるわけだ。機能的には完全にネットを凌駕していた。

 局側が厳選したツイートが吹き出し表示されるニコ動みたいな選挙特番もあった。テレ朝だけど、ぜんぜん役に立たねぇ。プログラム的には実用オンリーのNHKの圧勝だった。

 NHKは確かに反日ではあるものの、朝日新聞と同じで良い方面についてはホント非常に良い。
 俺はNHK、金を出す価値はあると思うから金を払っているし、スクランブル導入されてもまったく実害がないのだけど。
 こと選挙に限れば、他の民放と比較して圧倒的な情報量と公平さを考えるとねぇ。無料で視聴している人がいなくなる事はマイナス以外の何者でもないと思うんだよな。

 税金で国営局として運用し、反日バイアスを監視するBPOみたいなのを設置するのはどうだろ。

P.S.
 テレ東の選挙速報が無双であった事を後で知った。まとめも確認した。

【はてな】テレ東の選挙特番に出演した池上彰さん、直球質問で政治家を斬る ネット上では「池上無双」と評価
http://b.hatena.ne.jp/articles/201212/12010

 すげぇズケズケ言いまくりだったよ池上。面白そうだったが、ありゃ単なる「嫌がらせショー」だよね。
 聞きたいけど聞けない事を聞いてくれるのはいいんだけどさ。「社民と共産は同じような主張なのになんで一緒になんないの?」とか。俺は知ってるけどさ。

 俺、あいつ嫌いなんだよな…。

池上彰、「政治記者100人に聞いた評価できる政治家」で、野田総理1位、安倍総裁15位
http://togetter.com/li/424193

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NHKにようこそ! (角川文庫)


2012年衆院選総括

2012年12月17日 22時09分07秒 | 政治(野田政権)
 いやぁ。心地良い選挙だったな。

 いろいろ見所はあったけど…。とりあえず「未来の党」が消滅の危機に瀕しているのが、実に嬉しい。
 小選挙区で勝ったのは小澤と亀井のみだったとか。あわよくば全滅して欲しかったけどな。

 全体的な統括という点では、見所は大きく2点。
 『「民主党の大勝利ではなく、自民党の大敗北であった」という前回衆院選の代名詞が逆になっただけ…。』というマスコミの台詞と、投票率の低さである。

 此度の衆院選は、前回の衆院選と「自民党と民主党が逆になっただけ」という印象をマスコミは語っているのだけど、とんでもない。
 前回の衆院選は、マスコミの執拗な自民党バッシングによる印象操作…一方的すぎるネガティブキャンペーンにて「作られた結果」だが、今回は「マスコミが作った結果」ではない。
 誰もが納得する自然の成り行き上の、「民主党、未来の党の大惨敗」なのである。

 そして、戦後最低という投票率の低さ。
 これは、「どこに投票しても一緒やん」と考えている「無党派層」が如何に多いかを示している。
 実に判りやすいと思うが、つまり、「前回自民党を拒否する為に民主党へ投票したけど、民主党はぜんぜんダメだった。自民党に入れても民主党に入れてもダメだった。もうどこでも一緒やろ」という思考に至ったが故のものなのだ。

 「どこでも」なんて、俺からすればとんでもない話で。自民党与党時代、社会党や民主党やマスコミが邪魔をしているのも大きな政治不信要因であり、民主党時代はあの害虫どもの日本破壊活動が、実害を伴った政治不信要因だったのである。排除すべきは社民党や社会党で、あとその流れを色濃くくむ民主党だったはずだ。「どこに入れても一緒やろ」とか、不勉強以外の何者でもない。

 この、「政治不信の流れ」を助長しまくっているのがマスコミなのだが…。

 マスコミが力を失いつつあるのは、何度も言及している通り。
 それはそうなんだけど、多くの国民がマスコミ以上の信頼足りえる情報元を見いだせないでいるのが現状なのではないかと思うのだ。

 「政治なんて、どこがやっても一緒や」は、言わば昔超強かったマスコミが残した「呪縛」なのだ。簡単には解けない。それが実によく判った。

 俺は、これまで民主党の実態や、自民党の評価すべき点が正当に評価されていけば、いつかことの重大性がわかってもらえる時がくると思っていたが…。現在60代以上の世代は、最早この呪縛を解く術がないのではないかと思う。
 若い世代に政治に興味をもってもらい、現状の問題点を正しく認識してもらって選挙にきてもらえるようにするのはもちろん重要なんだけど。

 俺の目の黒いうちに、衆愚政治からの脱却は難しいな。

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亡国の宰相―官邸機能停止の180日


マイルドインフレーション 夏休みの終わり

2012年12月17日 22時01分08秒 | 政治(野田政権)
 大阪では無双の強さだったね維新。

 実に予想通り。俺周辺でも「維新信者」は多かった。
 実際、大阪でのアレの実績は大したもんなんだよなぁ。俺も、今の時期が好景気なのであれば、普通にアレでOKだと思う。特に石原都知事と組むことで、双方の問題点がうまく緩和され、いい具合に化学変化していたように思う。

 石原・橋下双方ともに、暴走列車だからね。喧嘩して妥協してで、丁度よさげだった。惜しいね。実際、安倍総裁になって、確実に景気は回復できるだろう。俺は最早確信したわけだが。
 景気回復後、満を持して、維新の会が国政に出れば…!じっくり大阪府政で力をためとけば…!明確な自民党の対抗馬に成長できた可能性がある。
 今みたいなワケのわからん烏合の衆にならなかった可能性があった。

 左派・自民党と右派・維新の会。
 見てみたかった気がするけど…。既に石原は歳を取りすぎている。今のタイミングしかなかっただろうな。まさにラストチャンスだったのだろう。

 ところで。
 俺が何故、日本の景気回復を確信したかというと。
 かの有名な高橋是清のデフレ脱却路線と同じ現象が発生しているからだ。レールに乗ったっぽい。

矢野浩一さんによるリフレーション政策メモ
http://togetter.com/li/322150

矢野浩一
@koiti_yano

通常の「高橋財政」の評価は、
(1)財政政策と、(2)金輸出再禁止や
日銀引受を含めた金融緩和によりデフレから脱却した、
というのがよくある理解だと思いますが、
「昭和恐慌の研究」第5章、第6章の結論はそれとは少し異なります。



昭和恐慌の研究



昭和恐慌の研究」第5章、第6章では、
「日銀引受が始まる以前(つまり貨幣成長が始まるよりも前)に、
日本経済はデフレから脱却し、マイルドインフレーションに移行している」(←ここが重要です)
ことをデータ・実証で示しています。

では何がデフレ脱却を実現したかというと
「政策レジームの変更」と「インフレ期待の変化」だということになります。
つまり、サージェントの「四大インフレーションの終焉」の逆のケースだということになります。


 実際、安倍総裁はインタゲに舵を切ると宣言し、既に実現可能な政策として立案している。すると、安倍総理誕生前から円安と株高が進行し始めた。直前の超無能民主党政権も手伝っているものの…同じなんだよね。

 野田元総理のおっしゃる通り。時計の針は、確かに戻った。麻生政権退陣まで。
 そして、そこに立っているのは麻生財務相(かもしれない)なのである。
 ※個人的に麻生元総理は外相希望。

 麻生元総理は、高橋是清と同じ場所に、同じ立場に、同じ状況に、同じ意思でもって立っているのだ。

 やっと、麻生政権の時の麻生氏の弁「日本の経済再生の処方は全治3年」に戻った。
 恐らく3年後、今の「麻生財政」を評価する時期がやってくる。
 それが、実に愉しみだ。

 日本の政治空白、4年間の夏休みは、あと半年を残し、ようやく終わった。

P.S.

【衆院選速報】加藤紘一・自民元幹事長の落選確実に 山形3区
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121217/plt1212170028003-n1.htm

 自民党もようやく一二を争うガンが消えましたな。
 こいつの敗戦が、今回の選挙の真っ当さを表しているように思えるよ。

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コレキヨの恋文