あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

2012年衆院選総括

2012年12月17日 22時09分07秒 | 政治(野田政権)
 いやぁ。心地良い選挙だったな。

 いろいろ見所はあったけど…。とりあえず「未来の党」が消滅の危機に瀕しているのが、実に嬉しい。
 小選挙区で勝ったのは小澤と亀井のみだったとか。あわよくば全滅して欲しかったけどな。

 全体的な統括という点では、見所は大きく2点。
 『「民主党の大勝利ではなく、自民党の大敗北であった」という前回衆院選の代名詞が逆になっただけ…。』というマスコミの台詞と、投票率の低さである。

 此度の衆院選は、前回の衆院選と「自民党と民主党が逆になっただけ」という印象をマスコミは語っているのだけど、とんでもない。
 前回の衆院選は、マスコミの執拗な自民党バッシングによる印象操作…一方的すぎるネガティブキャンペーンにて「作られた結果」だが、今回は「マスコミが作った結果」ではない。
 誰もが納得する自然の成り行き上の、「民主党、未来の党の大惨敗」なのである。

 そして、戦後最低という投票率の低さ。
 これは、「どこに投票しても一緒やん」と考えている「無党派層」が如何に多いかを示している。
 実に判りやすいと思うが、つまり、「前回自民党を拒否する為に民主党へ投票したけど、民主党はぜんぜんダメだった。自民党に入れても民主党に入れてもダメだった。もうどこでも一緒やろ」という思考に至ったが故のものなのだ。

 「どこでも」なんて、俺からすればとんでもない話で。自民党与党時代、社会党や民主党やマスコミが邪魔をしているのも大きな政治不信要因であり、民主党時代はあの害虫どもの日本破壊活動が、実害を伴った政治不信要因だったのである。排除すべきは社民党や社会党で、あとその流れを色濃くくむ民主党だったはずだ。「どこに入れても一緒やろ」とか、不勉強以外の何者でもない。

 この、「政治不信の流れ」を助長しまくっているのがマスコミなのだが…。

 マスコミが力を失いつつあるのは、何度も言及している通り。
 それはそうなんだけど、多くの国民がマスコミ以上の信頼足りえる情報元を見いだせないでいるのが現状なのではないかと思うのだ。

 「政治なんて、どこがやっても一緒や」は、言わば昔超強かったマスコミが残した「呪縛」なのだ。簡単には解けない。それが実によく判った。

 俺は、これまで民主党の実態や、自民党の評価すべき点が正当に評価されていけば、いつかことの重大性がわかってもらえる時がくると思っていたが…。現在60代以上の世代は、最早この呪縛を解く術がないのではないかと思う。
 若い世代に政治に興味をもってもらい、現状の問題点を正しく認識してもらって選挙にきてもらえるようにするのはもちろん重要なんだけど。

 俺の目の黒いうちに、衆愚政治からの脱却は難しいな。

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3 コメント

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Unknown (薩摩の昔船乗り)
2012-12-18 12:04:58
いや 60以上でも理解しているひとは多いと思う 日本人たいしたもんだよ
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Unknown (あきよし@管理人)
2012-12-18 12:34:48
もちろん、解ってる人はいるんですが、それが、選挙に影響を与える人数になりえるのかと言う話なんですよ。
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Unknown (まめ)
2012-12-18 20:03:29
私の会社では、年齢を問わず自民憎しです。
私を含め、社員5人ですが。
「民主が駄目なら自民に戻せばいいんだから」とか言っていたのはいつのことか。
私と同じ40代は、未来に入れたと。
彼は、暇さえあればスマホとにらめっこしているので、調べるきっかけになるようなことを話してみても、このざまです。
60代は棄権したとか言ってましたな。
で、棄権した人は皆自分と同じ考えと思っているのか、自民の得票数が全有権者の1/4なので、3/4は自民を信任していないと言い出す始末。
それは民主が勝った時も同じでしょと言っても、メディアの報道しか信じない、もしくは、自民を擁護するようなことは受け付けないという感じでスルーです。
「公共工事なんて、どうせまたいらない空港を作り出す」とか、子供でも言わないようなことを平気で言えちゃう人たち。
こんな状態なので、マスコミが変っても呪縛が解けるというより、マスコミに流されてるだけとなりそうです。
まあ、世代を経ていくとそうではなくなるかと思いますが、今はまだまだ難しいでしょうね。
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