JN1KWRのブログ

モービルホイップでサテライト移動を楽しんでいます。

オール埼玉コンテスト

2020-01-14 06:16:42 | コンテスト
 富士見市に移動してオール埼玉コンテストに参加しました。
 都内在住ながらホームグラウンドは埼玉県。支部長にも普段から大変お世話になっている手前、できる限り支部の行事には参加して埼玉県を大いに盛り上げたいと常日頃考えています。残念ながら電信電話部門しかありませんが電信の得点が高いので、QRP電信のみでもそれなりに楽しめるコンテストです。到底入賞は狙えませんが、自己記録更新を目標に掲げて県内乗り込みも今回で5回目となりました。
 埼玉県は市区町村が多く、オール横浜コンテストのように全区QRV特別賞を狙う楽しみはありません。乗り込み移動地を毎回変える必要もありませんが、早朝のサテライトでASQ/4さんの広島市中区をぜひとも押さえておきたかったので出発が遅れ、近場のロケの良い土手は既に先客が陣取っていると思われます。安全策をとって富士見市の南畑排水機場近くの荒川土手を土俵に決めました。
 3.5、7MHzは満を持してフルサイズ逆V。ハイバンドは秘策もありましたが実現には至らず、例年通りV・UHFと同じくモービルホイップ。設営が完了しASQ/4さんの広島市西区を追っかけ。CAS-4Aは撃沈でしたが3.5MHz、7MHzで交信できました。その後V・UHFをざっとワッチしてみましたが、各バンド静まり返っており、周波数確保の局も見当たらないままコンテスト開始の時間が近づいてきました。
 9:00を回り430MHzでコンテスト開始。続く144MHzともにまずまずの滑り出しでしたが、50MHzは激強で入感している対岸の桜区の移動局にもなかなかコールサインをコピーしてもらえず思わぬ苦戦。まあQRPにモビホではよくあることなので気にしません。
 10時台は7MHzでしばらくランニング。フルサイズ逆Vの威力で1分1局くらいのペースでログが進みました。慢性的に低調なコンディションが続いており、中にはカスカスの信号でナンバーが取れず、何度も何度も繰り返し送った局もありました。「PSE QRO」とお願いされたって、FT-817のフルパワーなのでこれで精一杯。ポカポカ陽気になったこともあり、意外と車や人の往来もあるので逆Vのビーム方向を変えて張ることもできません。これでもかと3分間ほど粘って最終的にはコピーしていただけたようですが、逆の立場なら簡単にあきらめていたはず。我慢比べに付き合っていただけて有難いです。
 14MHz、21MHzでは一瞬6エリア、8エリアのオープンがありましたが、貧弱なアンテナのせいもあって参加局自体少なく感じます。14MHzで激強で入感している越生町移動の局は何度呼んでもかすりもしませんでした。ホイップよりはフルサイズ逆Vに乗せた方が良いのかもと思いトライしてみましたが、チューニングが取れた頃には狙った局は他のバンドにQSYされていました。28MHzは県内局が4局のみで、微弱な電波は票田の都内まで届きませんでした。ハイバンドも各バンド2ケタを目指したかったですが、深追いするのは時間の無駄のようです。
 さて、前回までとの大きな変更点は新たに1200MHzが加わったことです。自宅シャック用のリグの入れ替えに伴いIC-911Dが昨年末から移動用機材に加わり、今回初めてコンテストでの実戦投入となりました。7MHz他、各バンドが頭打ちになったところで1200MHzにQSY。しばらく空振りが続きましたが、ようやく浦和区の局からコールがありました。しばらく後で再び1200MHzをワッチした時、先ほどの浦和区のお馴染み局が神奈川県の局から呼ばれているのを聞いて少し上でCQを出しましたが、残念ながらおこぼれにあずかれませんでした。IC-911Dでの1200MHzコンテストデビューは結局1交信に終わりました。
 コンディションが幾分持ち直したか、13時過ぎから7MHzで2回目のランも好調。30局ほど上積みできました。14時少し前からは3.5MHz。一瞬パイル状態になりましたが、まだ時間帯が早過ぎるのかすぐに収束。その後も思うようにログが進みませんでしたが、最後の30分くらいになれば賑わってくるだろうと信じて、他のバンドにはQSYせずCQを出し続けました。願いが通じたか次第にコールが続くようになりラストスパートも大成功。普段移動運用でお世話になっている各局からの援助交信(?)も思いの外多かったような気もします。手応え十分で6時間の長丁場を乗り切ることができました。
 
 さて結果です。
 3.5MHz:55交信、110×28
  7MHz:88交信、174×38
  14MHz:7交信、14×7
 21MHz:9交信、18×7
 28MHz:4交信、8×4
 50MHz:12交信、24×10
 144MHz:30交信、60×15
 430MHz:24交信、48×14
 Total:230交信、458×124=56,792点

 昨年の226交信、452×125=56,500点を若干上回り、自己記録を更新することができました。電信QRP部門があれば入賞を狙えるスコアかもしれません。430MHzが伸び悩んだ分はフルサイズ逆Vの威力で3.5MHz、7MHzで十分挽回できました。ハイバンドは例年通り寂しい結果。今後も末永くこのコンテストを楽しむには、伸びしろは残しておいた方が良いのかもしれませんが、そろそろアンテナのグレードアップを図りたいところです。
 コンテスト終了後はサテライトも挟んで夕方のローバンドまで楽しんでいきたいところでしたが、東京都日帰り遠征、自宅から移動局追っかけ、コンテストフル参加と道楽三昧の3連休で十分に満腹。すぐに撤収して帰途に就きました。
 今回も十分に楽しめました。交信いただいた各局、ありがとうございました。
コメント (8)
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