JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

音声デジピータの製作 その3

2018-04-06 | Tanukino
その3です。VOX回路を変更しました。

音声デジピータではSQLが開いたことを検知するのが悩ましいテーマで、マイク端子やアクセサリー端子にSQL信号が出ている無線機はいいのですが、受信状態を示すLEDの光を検知したり、無線機の電流の変化を検知する例もありますが、とりあえずVOX用のICで検知することにしました。

VOX用のICにはNJM2072を使用しましたが、SQLが開くのを検知するのに時間がかかり、頭切れが発生していました。

そこで対象外の電波による誤動作を避ける目論見も兼ねて、トーンデコードICのNJM567でトーンスケルチ回路もテストしてみましたが、SGからの信号では動作しますが、無線機のスピーカーからの信号には反応しませんでした。
可聴音ならいいのですが、100Hz付近の音ではどこかでフィルタリングされているようでNGでした。
DTMF用のICも仕入れてありますが、操作が面倒なので今後のテーマとします。

NJM2072のデータシートでは検知までのディレイは25msとなっていますが、使用方法が悪いのか1秒近くかかるようなので、トランジスタスイッチで検知してみることにしました。
回路図です。入力信号を倍電圧検波して2つのトランジスタで増幅して、出力をADポートから取り込みます。
音声が一時的に途切れた場合の処理などは、マイコン側で行い、素に近いデータを使用することにしました。


音声録音ICの開始処理で若干頭が切れますが、NJM2072よりはだいぶ良くなりました。



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