源太郎はこれから「西」向けて出発。
富士山の山麓には雲が流れていますが、今日も暑くなりそうです。
「じゃ、行ってきます」
お母さんが昨夜大阪から帰ってきて、安心した二人。
源太郎は今日から「西」に出かける。すれ違い夫婦です。二人はそわそわすることもなく、お母さんに甘えているだろう。「お父さん、気をつけて行ってらっしゃい」なんてことはちっとも思っていない。
「ラウラ。気の向くままにお留守番していてね」
「はい。はい」、「はいは、一回でよろし」、このフレーズが浮かぶ。
・・・・
「短時間をなめたら、長時間に怒られる」、「長時間なめたら、誰に怒られるんじゃ」
・・・・
「待ち時間だ」
・・・・あかん、西に向かうだけで、脳みそが「よしもと新喜劇」に切り替わっている。
朝3:30、ジェリーが「おしっこ」と言って源太郎を起こした。こんな時間に起こすなよと思いながら、まだ真っ暗な庭に出て、ジェリーはスッキリ。部屋に戻り少し遊んで、再び珍しく犬舎に行くという。それからずっと犬小屋で寝ている。「馬鹿野郎、人を起こしてお前は寝るのか」、源太郎はもう寝ることができない。仕方なく、TVをつけてニュース24を見た。
なんてヘタクソなアナウンサー、「カミカミ」にあったまにきてTVを消した。
やることがないのでMacを起動「You've Got mail」、いくつか返信して時間がある。お湯を沸かしてコーヒーをいれ、薬を飲んでも時間が有り余る。そこで懐かしいDVDでも見ることにした。
この映画のキーワードが「NY152」、この言葉でハッと映画のタイトルを思い浮かべる人はいるのかなぁ。
今度はラウラが今度は起きてきた。全く二人は源太郎を寝かせてくれない。ラウラはウンチを済ませ、お腹が空いたと周りをうろうろ。月曜日の朝から気が重い。(首輪の鈴にピントがあってしまった。メガネはどこだ)
そう、映画のタイトルは「YOU'VE GOT MAIL」、昔大好きだったMeg Ryan。
夜が明けて空を見ると曇り、富士山は見えない。今日も暑くなる。さて一週間頑張りますか。
夕暮れになって、涼しい風が吹き、急激に温度が下がりました。(この温度が普通なんですが)
群馬県ではもう「猛暑日」になったらしいです。明日も暑いとの予報。それにしてもこの温度差で体調がおかしくなりそうです。
気温は30度に達した。「暑い」、変だなぁこの天気。夕立があるなんてことはないよな。
午前中に庭の手入れをしてよかった。今から外で作業したら「熱中症」になってしまう。
ジェリーは、あれ以来爆睡中。普通ならこの時間、ラウラに起こされて逃げてくるのに、リビングにラウラの姿はないから安心して寝ている訳だ。
ラウラ発見。お風呂場のガラス越しにじっと見つめている。(ラウラにイタズラされたブラインドが惨め)
昔、風呂に入ってこのブラインドをあげると正面に富士山が見えたが、今では裏庭の樹々が大きくなって見えにくくなってしまった。それはさておき、その凝視する先には大きな桑の木がある。桑の実がいっぱい実っている。
「あっ、今日も草を食べに山羊がやってきている」首輪が青いから昨日の山羊とは違う。
ラウラ、山羊さんを見ていたんだね。
「暑いのに山羊さんも木陰がいいんだろう」
さぁ、源太郎も昼寝しようっと。
暑いので、午後に庭の手入れをしようと思っていたが、息子が午後に戻ってくるので、涼しいうちに片付けようと、作業を始めて3時間、やっと今終わった。
玄関先の木陰でジェリーが監督していたが、暑いので早くやめてお家に入ろうとそわそわ。生垣のトリマーが終わって、そこからが大変。熊手で葉を集めて、運ぶ時必ずジェリーの前を通る。すると「終わった?」と勘違いして「お家に入ろう」と見つめる。
暑いので途中でペットボトル二本、水分を補給し、終わった時は汗びっしょり。道具を片付けて、シャワーを浴びて(シャワー中、ずっとラウラがバスルームにいる)やっと一服です。
すでに、ジェリーはリビングで爆睡となっていた。
カーポートのスティがちっとサビがある。来週は塗装しなくては。古くなるとなんでもガタがくる。源太郎も一緒だから、ぼちぼちやっていくしかない。ちなみにMihoちゃんは「毛虫や毒虫」ですぐにかぶれるから、草取り以外は源太郎の仕事なんだなぁ。
お母さんがいないので、よく寝られたのかわからないが、ラウラは朝から目がぱっちり。
「おとしゃん、朝ごはんちょうだい」
「おはよう。わかったよ。ちょっと富士山の写真を撮ってくるね」
富士山は、気温が高いので朝から薄いベールのような空気でスッキリとは見えないが、もう夏山の姿になった。
ジェリーは、お尻が半分ケージからはみ出して爆睡している。昨日はストレスからかお布団の毛布を「ガシガシ」噛みちぎっていた。さぁ暑い日になりそうです。庭仕事は夕方にしょっと・・・・
今日は実に暑い日だった。だから庭の樹々の剪定は半分しか終わらなかった。ジェリーを犬舎につなぎ、犬舎周りの柵にのびた生垣の葉をカットするだけで源太郎は限界。ジェリーも小屋に入ったり、その辺をうろついていたが、結局「今日はやめよう。明日という日がある」と言っておしまい。
そして夕方散歩に出かけたが、まだ暑いので、ジェリーは「もう帰ろう」と振り返って家路に向かう。
見上げると富士山は夕暮れを迎えていた。明日も暑くなりそうなので、早起きして庭木の手入れをしよう。すでにラウラとジェリーは爆睡状態に入り、源太郎はこれから自由時間です。
ラウラが静かだなぁ、と思っていたら裏庭の少し先をずっと凝視している。もう一時間近く動かない。
「あついはなんなんだ」「あの白い生き物はなんだ」
「あれは、山羊さんだよ」今日も草を食べに二頭がやってきている。
先ほどコメントありがとうございました。
今日の富士山は、空気中の水蒸気が多いのか、PM2.5の影響なのか、朝からスッキリしません。
薄く靄のように見えますが、一応富士山は姿を現しています。リクエストにお応えして、アップいたします。
「Cecilia, buongiorno.Siete oggi a Osaka, fate attenzione perche sara caldo. Ti amo」
なんて会話をして(笑)、これからMihoちゃんは娘の住む大阪へ。きっと大阪は暑くなるだろうくれぐれも気をつけて。だから今日からおとしゃんと、ジェリーとラウラでお留守番だよ。
「アイヨ。ダイジョウブダヨ」とラウラ、ジェリーは足元で寝ている。
久しぶりの晴天だから、庭木の手入れをやれればやろう。昨日、裏庭の向こうに山羊が二頭放たれていて、一日中「メーメー」と鳴きながら草を食べていた。最初はなんの音と思ったがまさか山羊とは思わなかった。
「牧歌的な住まいになったね」とMihoちゃん。「要は田舎なんだよ」
さて、今日から三人仲良くお留守番しましょう。
しばらく雨模様や靄が続き富士山は顔を出さなかった。
今日は暑くなるようだが、PM2.5も注意報が出ている。昨日の雷雨でスッキリした朝かなぁと思ったが、山麓はうっすらもやっている。
ラウラは朝から絶好調で、パッチリ目。「おはよう皆さん」、、、お前アイドルかよ!!
さて金曜日、今日一日頑張りますか。
夕暮れ前に突然の雷雲、空は真っ暗になり、雷鳴轟き、大粒の雨が降った。
まるでインドネシアにいた時のようなスコール的な雨。一時間ほど経つと青空が戻り、樹々の緑が美しくなった。それでも富士山は今日も姿を現さない。明日の朝に期待して。
耳の不自由なラウラだけど、雷の音は聞こえるのかむっくり起き上がり「いい子にしていたでしょ」とまだ半分寝ぼけた顔をしている。「アタシはいたずらしてないよ」と言いたげだが、少し前にお風呂場のブラインドを「カシャ、ガシャ、ベコ」とイタズラしていた現場は押さえている。
だから「とんでもない それは信じないよ」と言ってやった。でもスリスリしてきて可愛いので「おやつのちゅーる」をあげてしまう。「甘いよパパ」とMihoちゃんの声がする。
ジェリーはテレビの音が嫌い。リビングのテレビがつくとさっさと別室に行って寝始める。ところが、クラッシックの音楽がなっている部屋では「いびき」をかいて爆睡する。今もプラシド・ドミンゴ(1941)のアリア集(ドイツ盤)がなっていても足元で爆睡。
このCDは、1971-1980年の録音だから、彼が30歳台の頃の歌声。天才だけあって若くても歌は上手く、今の渋さとは違っても、女性陣をウルウルさせる声にちょっと嫉妬するくらいの艶。そこにきていい男だから脱帽だ。
「おとうしゃん。何かお手伝いしますか」
「いいよ。いたずらしないでいてくれれはいいよ」
「そんなこと言わずに。そのあとで・・・」
「おやつかい」
「うん」
「それより、資料が潰れるからその上に乗らないでくれる」
「ちぇ。ここが落ち着くのよ」
ご存知だろうか。上野公園の入り口、上野駅側ではなく御徒町側の入り口左側(唯一の喫煙コーナーの反対側)に有名人の手形パネルを花崗岩の石塔の上に飾ってあることを。
柔道家の山下さん、千代の富士さん、マラソン選手の高橋さんなどなど、その中で「美空ひばり」さんの手形がとても小さく驚くが、源太郎の好きな手形は「フーテンの寅さん」の渥美清さんの手形。庶民的な手の大きさで愛着がわく。
しかし、修学旅行でグループ散策している中学生や観光客は誰も目を留めず、まっすぐ公園に入っていく。上野動物園や国立化学博物館などは全て上野駅側から入るのが便利だし、訪れる人たちの流れにこのモニュメントは単に縁石のようにしか思えないのだろう。源太郎は久しぶりにこの手形を眺めていたが、その間誰一人見ていた人はいない。
話は変わって、イギリスのメゾソプラノ歌手Katherine Jenkins(1980)さんは日本でファンも多い、例に漏れず源太郎も何枚かのCDやコンサートDVDを持っている。でも同国のソプラノ歌手Natasha Marsh(1975)さんはあまり日本では知られていない。確かに手に入るCDはこの一枚だけだし、源太郎もこの一枚のCDしか持っていない。若干年上なので日本のマーケットでは紹介されてこなかったのかもしれないが、「美人歌手」は間違いなく、どちらを選ぶかなんて勝手な選択をすると、源太郎はナターシャさんを選ぶ。
透き通った声、Vocalise Op.34 No.14(Rachmaninoff)のスキャットを聞くとなぜか落ち着く。そして昔観た映画「ロミオとジュリエット」のAi Giochi Addioを聞くと映像が目に浮かぶ。新しい録音をしてほしいなぁと思うが、こればかりは仕方ない。
暖かくなりそうだが、富士山は靄の中。穏やかな一日でありますように。