夕方になって、空気が湿り、風も吹いてきた。もう梅雨に入っていいのだが気象庁はまだ動かない。まぁ、発表しても「梅雨に入った模様」というフレーズで翌日には「晴天」だったりするからあてにはならないが・・・。
でも、梅雨に入る前に、庭の甘夏の花は終わりを告げ、いっぱいの赤ちゃんの実をつけたので、我が家の皮算用は採算が取れそうだ。
実に喜ばしいし、その勢いで「ジャンボ宝くじ」も購入したので、一攫千金の夢も実現するかもしれない。人間欲を出してはいけない、でも宝くじは誰もが、当たる(欲そのもの)と願って買っている。「私は夢を買っている」なんてことを言う紳士淑女もいるが、そんなはずはない。 で、「当たって欲しいな」、「甘夏は豊作になって」と欲は限りなくていい。
「なぁ、ラウラそう思うだろ」
「おかぁしゃん、なかなか帰ってこないね」
いつも、玄関先に待っているラウラも少し心配顔。
「あっ、おかぁしゃん帰ってきたよ」とラウラ。
「ちょっと、ランチしてきたから・・・・」とMihoちゃん。
「そっ」と源太郎。
話は変わって今日は少し映画と音楽の話。
「De Lovely」という映画を見たことがある人も多いだろう。1920年代活躍したコール・ポーターの実話の映画だ(封切りは2004年)。いい曲がいっぱいの映画だが、多くの人が「So in Love」がいいというだろう。もちろん源太郎の好きなLara Fabianが歌っているので例にもれず一押しなのだが、実はSheryl Crowが歌う「Begin the Beguine」が最もグッとくる。
ビギンの曲が始まると
優しい音楽が戻ってくる
素晴らしい熱帯の一夜も
永久に消えない思い出も
私は再びあなたと星の下にいて
海岸ではオーケストラが演奏している
椰子の木も揺れているよう
ビギンの曲が始まると
アクションやCG多用の映画が多いなか、こういう映画が少なくなった。
前にも書いたが、リスクを回避したい「製作委員会」というやり方が映画をダメにしたのかもしれない。