南部地方に春を呼ぶ「えんぶり」、その模様を現地へお伺いして、本場
の地で初めて観て参りました。
遠野でのイベントにご招待された八戸のえんぶりは少し観たことはありましたが、じっくり、そして多くの団体を観たのは初めて・・・内容も勝手もほとんど解らなくて着いた時は一堂に集まるという芸能伝承館で待っておりましたが、どうやら町はずれに各団体が集合して隊列を組んで来られるとのことで、数人のカメラマンの後を着いて集合場所に行き着くことが出来ました。
勝手がわからずというか遠慮がちだったのでパレード風の模様は、あまり撮らないでしまいました。
町場の要所で各組がそれぞれお披露目
子供達の表情やしぐさがなんともいえず・・・
美少女も多数・・・
将来の南部美人、間違いなし・・・ですね。
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南部町内のえんぶり組と特別参加の八戸中居林えんぶり組、合わせて12組?
南部地方のえんぶりは「どうさい系」といわれ、テンポが速く動きが激しいのが特徴で八戸市内のえんぶりは「ながえんぶり系」で動きがゆっくりが特徴なそうです。
八戸中居林えんぶり
南部地方のえんぶりは3人で踊っておりましたが八戸中居林えんぶりは5人で踊り、脇差を帯びていて少しですがその違いがわかりました。
芸能伝承館
各組が集合すると開会式のような感じではじまり、特別参加の中居林えんぶりのご披露の後に、所狭しと各組一斉に踊りが始まる。
たまたま陣取った場所の至近の団体を撮ることに・・・
合間に入る子供達の踊りが、やはりなんといっても可愛いくて微笑ましい・・・。
この日は天気も良くて気温も高めでしたが、雪上に1時間近くも居りましたので、身体も少し冷え気味・・・
無料の温かい甘酒がなんともいえなく美味しかったです。
さらに
こちらの名物、せんべい汁(150円)、これも最高でした・・・!(^^)!
隣の県ではありますが、旧南部藩文化圏なのか、遠野の方々とほとんど同じような光景が・・・笑
飛び交う会話も全て理解というか思わず返事したりして・・・(;^ω^)
当初はアウェーかな?との感覚もありましたが、以前何度か遠野でお会いした方々と会ったり、しかも見所とかアドバイスも少しいただき、後半は勝手も解ってきた雰囲気で楽しむことができました。
また来年、来れたらまた訪ねてみたいと思いますし、八戸でのえんぶりも長年の懸案ですので、いずれ八戸へもと思うところです。
えんぶり、ニュースで見る程度でまったく見たことがありません。
間近で見ればやはり違うでしょうね。
それより食べた事がないせんべい汁に興味あり。
甘酒より熱燗も方がせんべい汁に合うよね。
遠野のしし踊りと同様、ほとんど同じ装束にお囃子、しかしそれぞれ微妙に違ってカメラマンにおいもご贔屓があるみたいです。
せんべい汁の他に焼き鳥とか酒の肴的なモノがありましたが缶ビールとかワンカップといったアルコール、全くなかったような?車移動でなかったので一杯くらい飲みたかったです・・・(;^ω^)
いつも思うことですが、太神楽・虎舞・田植踊りに似ている部分があると・・・。
江戸時代、領地替えとなり大勢の方が八戸から遠野に来ただろうことは想像できますが、
遠野にえんぶりが無いのは、伝えるべき伝承者が移住しなかったか、
弥六郎移封後に現在のえんぶりとして成立したかだと考えています。
八戸には帯刀を許されたえんぶり組が存在しますが、それは八戸藩主からと理解でき、彼の地のえんふりのスタイルは江戸時代に確立したものと推測しております。
ですから遠野へは伝えられなかったが真相かな?と個人的には思います。
姫猫さん達が躍る田植え踊りとの共通点、なかなか見いだせないのが心苦しいです。
もう少しえんぶりを観てわかってくれば、もう少し何かしら見いだせるかもしれません。
玉掛えんぶり組、間近で撮ったんですか!
あそこは苗取りのお嬢チャンたちがお客さんの前まで一気にジャンプして驚かせてくれるんですよ・・・・・
可愛らしいです<笑
えんぶりに関してですが、
個人的な所でいえば、
予祝芸として発展したえんぶり
門付けでの揉め事が多く取り締まり組まで作らなければならないくらい増えたので、領地替えの際は改めで
南部ばやし、鹿舞に刷新したのでは?
等と推察しています。
元をただせば、田植え前の田、畦に掛ける「まじない」
これに芸能色を付け、門付けして回るものなので、
一般的な田植え踊りとは少し色が違うような気がしますが、どうなんでしょう
まぁ、難しい事を考えずに
春を呼ぶお祭りとして楽しんでいます。
色々と当日はアドバイス等いただき感謝しております。
後半戦は撮る勝手も少しわかりスムーズに楽しむことができました。
えんぶりの起源は南部初代光行公時代に遡るといわれますが、いずれ八戸地方の形式は独自に発展、移行していったものと推察しております。
こちらの田植え踊りとも相違がありますしね。
これから徐々に内容も理解度が増え、ご贔屓の組もできればもっと楽しく撮ったり観たりできるものと思います。
えんぶりの衣装って色鮮やかなんですね。
とても撮りがいがありそうですね。
八戸えんぶりも平日だからスルーするところでした。
いい雰囲気のえんぶり写真ばかりで、私もこんな風に撮りたいです。
早速参考にさせていただきます。
その前に、見に行く計画を立てねば・・・。
ごついカメラ2台、しかも1台は白レンヌ装着、傍からみれば恰好だけはそれなり・・・かな?・・・(;^ω^)
動きもそんなに速くないし衣装もきらびやかで撮りやすいのは確か・・・子供達も可愛いので、今後何かにつけて被写体となりそうです。
吾輩は逆に今回、南部地方のえんぶりを見つけた方で新鮮な感じてもありました。
夜の篝火えんぶりは無いとのことで昼は南部地方、夜は八戸ととりあえず狙ってみたいと考えているところです。