
雨模様、そして3月並みの気温とか・・・このところ続いていた冷え込みとかなりの温度差があり、まずは体調管理に気をつけたいと思います。
さて、それほど必要ないと判断していた「日本城郭大系・青森県、岩手県、秋田県」と「南部諸城の研究」の二つの書籍を古書店から購入した。
やはり、城館探求、しかも北奥羽地域の城館跡を知る手立て、参考としてはまずはこのふたつの書籍が代表であろう・・・
いままでは図書館から必要部分のみコピーをしたり、稲用さん、睦月庵さんからの概要紹介で十分であったのですが、それでも見たいときに見れる、遠野郷内の城館跡の掲載は少ないながらも、他地域との違い等もよくわかるといったメリットを考えての購入でもあります。
沼館愛三氏(故人)、「南部諸城の研究」の著者で、旧南部領内の知られざる城館跡を調査した先人でもあります。
氏は、50代後半から青森県、岩手県、秋田県にまたがる旧南部領内の城館跡を踏破、その数280箇所余、さらに津軽方面も調べたとされるから、まさに北奥羽城館研究の先駆者である。
戦後、交通事情の不便な時代に僅か4年余りで調査したとされますが、現代のようにマイカーがあるでもなく、列車にて移動し、後は現地に入れば徒歩等で移動、さらに山城等が多い中、その調査は過酷で困難を極めたものと推察されます。
彼の行動は後の郷土史界の発展に著しく寄与したものと思いますし、その功績も大きいと私は思っております。
書籍の内容では一部誤りやその後の郷土史の進展に伴い、満足できない内容も認められるということではありますが、それでもその道の先駆者、道標的な要素は多大だと感じているところです。
先人の苦労で成り立つ、どの世界でもいえることでもありますが、後の私達の偉大な道標としての位置付け、このことは決して忘れまい・・・そう思っております。
さて、それほど必要ないと判断していた「日本城郭大系・青森県、岩手県、秋田県」と「南部諸城の研究」の二つの書籍を古書店から購入した。
やはり、城館探求、しかも北奥羽地域の城館跡を知る手立て、参考としてはまずはこのふたつの書籍が代表であろう・・・
いままでは図書館から必要部分のみコピーをしたり、稲用さん、睦月庵さんからの概要紹介で十分であったのですが、それでも見たいときに見れる、遠野郷内の城館跡の掲載は少ないながらも、他地域との違い等もよくわかるといったメリットを考えての購入でもあります。
沼館愛三氏(故人)、「南部諸城の研究」の著者で、旧南部領内の知られざる城館跡を調査した先人でもあります。
氏は、50代後半から青森県、岩手県、秋田県にまたがる旧南部領内の城館跡を踏破、その数280箇所余、さらに津軽方面も調べたとされるから、まさに北奥羽城館研究の先駆者である。
戦後、交通事情の不便な時代に僅か4年余りで調査したとされますが、現代のようにマイカーがあるでもなく、列車にて移動し、後は現地に入れば徒歩等で移動、さらに山城等が多い中、その調査は過酷で困難を極めたものと推察されます。
彼の行動は後の郷土史界の発展に著しく寄与したものと思いますし、その功績も大きいと私は思っております。
書籍の内容では一部誤りやその後の郷土史の進展に伴い、満足できない内容も認められるということではありますが、それでもその道の先駆者、道標的な要素は多大だと感じているところです。
先人の苦労で成り立つ、どの世界でもいえることでもありますが、後の私達の偉大な道標としての位置付け、このことは決して忘れまい・・・そう思っております。
「日本城郭体系・青森県、岩手県、秋田県」と「南部諸城の研究」、この2冊があれば相当便利だと思います。
しかも「南部諸城の研究」の草稿じゃないですか!!
私も今日、市内の湊鉄橋脇にある季節限定古本屋(春~秋は種苗店、冬は古本屋)で沼館愛三氏の本を見つけました。
「八戸郷土誌」という沼館氏の遺稿集で、南部諸城の研究の元になる記事も載っていました。
沼館氏の南部諸城の研究は南部の城巡りのバイブル本で、自分なりにマーカーでチェックしたり書き込んだりと愛用してました。
その後城に慣れてくると南部諸城の研究に批判の目を向けるようになり、さらに慣れると改めて南部諸城の研究を評価するようになり、今回の八戸郷土誌の購入となりました。
小井川潤次郎氏と並んで八戸の歴史・民族研究の偉人といえる人です。
あらためて全頁をペラペラとめくっていきますと、その情報量、内容共にすばらしいと実感しております。
なによりもよくぞここまで・・・両者ともそれは十分に感じております。
あとは我々が今現在の城館跡を世に知らしめる、こういったことかもしれません。
八戸はすばらしい史家が多いですね、今年の八戸訪問が益々楽しみになっております。