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「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

初大師

2007-03-10 17:35:40 | 福泉寺・伝承等
 早春の菩提寺恒例行事「初大師」が行なわれました。

 昨年同様土曜日ということもあって、遠野市内の檀家さん及び信徒さん、約250名の皆様がお越しになられ盛大に執り行われました。


 午前11時から予定されている護摩焚き祈祷前、9時半の西駐車場の様子。

 勤務明けだった為、午前9時過ぎに帰宅、9時30分には福泉寺護摩堂(客殿)にての御札係りの任につきましたが、既に多くの信徒さんが殺到している状態でした。



 法門山福泉寺の檀家さんは地元駒木、附馬牛町の小出集落に集中しており、公称約60戸、実質的な数は40数戸。
 さらに信徒さんは遠野市内含む岩手県内に約3千戸といわれておりますが、信徒さんは、自家の菩提寺を持ちながらも、福泉寺にもお越しになられる御宅の皆様でもあります。

 年明けから初大師までの行事としては・・・・
○行開き(1月8日)市外の信徒さんと檀家さん・・・約70名
○節分(2月3日)市内外の信徒さんと檀家さん、厄年の方々・・・約100名
○初大師・・・ほとんどの檀家さんと遠野市内の信徒さん・・・役250名
 
 上記3つの行事で各御宅の御札、御守札を配布しております。



 昼食会場まで人々が溢れ出す参加人数でした。





 護摩焚き祈祷

 真言宗豊山派の福泉寺、初大師や秋の例大祭では、県内の豊山派寺院のご住職様方の応援を得て盛大に執り行われます。
 (真言宗豊山派寺院は県内は少ないのですが、花巻市石鳥谷の五大堂光勝寺をはじめとする古刹の寺院のご住職様方が加わる祈祷は圧巻でもあります。本日は7名)



 春を告げる宗教的行事、後は我家での春祈祷を最後に、本格的な春への備えとなるのですが、既に例年は終っているはずの春祈祷、個人的な理由で行なう機会を失い、未だ執り行っていない、卒業式や地区父兄会等学校関連の行事、隣家での法事、職場の送別会、来週からは予定がビッシリで、難しい現状となっているも、なんとか今月中に行なわないとご先祖様や氏神様が勘弁してくれないかもしれない・・・・。


 おまけ

 味噌おにぎり・・・檀家役員やら賄い方の皆さんのおやつ



「方便」

 嘘も方便・・・といいますが、嘘も時と場合によっては必要との意味。
 しかし、サンスクリット語では、方便は「ウパーヤ」を訳した仏教語であるという。
 お釈迦様は、人々にいきなり難解なことを説くのではなく、相手の能力に応じて法を説いたそうです。
 相手が理解した後に次第に高い境地に引き上げる巧みな手法を用いたといわれております。
 
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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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一番糊だべさぁ~ (玉千代)
2007-03-10 19:13:51
福泉寺の「初大師」。
昨年、春分の日に訪問した時にその張り紙を市内数箇所で目にしてました。
行われる日って決まってますか~?毎年3月10日ですか?

随分盛会でしたね~
凄いなぁ。

味噌おにぎりがんまそうですー
これに、青しその葉をくるんで焼いたのがまたこでらんねのですー
オラホでは「やぎめし」といいます。


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 (猫娘)
2007-03-10 20:03:45
 ぅーん・・ 味噌おにぎり・・・懐かしいですねw
小さい頃によく祖母にかせられだす(=´▽`=)

 最近は作ってくれませんが・・・
おこげもまたうめんだよなっすw
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21日 (とらねこ)
2007-03-10 22:15:44
たま千代さん
宗教的な絡みのあるエントリーにご反応いただきまして、ありがとうございます。
初大師は、真言宗の縁日の最終日に行なわれる行事で、開祖、空海弘法大師の命日が1月21日であるので、旧暦の1月21日に行なわれるものです。(新暦では今年は3月10日)

やぎめし・・・はじめて知りました、所変れば微妙に違うんですね。
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味噌 (とらねこ)
2007-03-10 22:17:25
猫娘さん
おばあさんが作った味噌おにぎり、美味そうですね。
でも昔のものは、少ししょっぱかったと思いますよ。
今のものは味噌も美味しく、食べやすいかもしれません。
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お釈迦様の弟子 (一如)
2007-03-11 15:06:51
 相手の能力に応じて法を説く
お釈迦様の弟子チューラパンタカの話を思い出します。
愚鈍なチューラパンタカは直弟子としてふさわしくない、と他の弟子たちに言われていました。彼はお釈迦様に相談しますと、「箒で掃き掃除をしなさい」とだけ告げられ、来る日も来る日も箒を持ち掃除を続けていました。ある日、説法を頼まれていた村にチューラパンタカを派遣することにしました。他の弟子達は猛反対しましたがお釈迦様の意向ですから仕方ありません。
 民衆を前にしたチューラパンタカは「塵とは心の塵である」と立派に説法することができ、民衆も大変喜びにつつまれました。というお話
 小さな器をだんだん大きくしてくださるお釈迦様の慈しみですね。
 
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お話し (とらねこ)
2007-03-12 11:13:31
一如さん
ご教授痛み入ります。
お釈迦様のような先輩方の存在、これにて私も一人前になりたいですが、自己の啓発、奮起も必要な時代ですよね、でも所詮、お釈迦様の掌で踊っているのだと実感する昨今です。
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