旧遠野市と旧宮守村が合併して、一年半以上が経過、この4月には消防団も統合され、6月17日に新制遠野市消防団としての結団式が開催されますが、市村合併に関しては、大方統合、合併されて遠野市も新たな歴史を本格的に歩み始めており、後は私個人的には、その地域の全般的な歴史を綴る新遠野市史の刊行を待つのみといったところでもあります。
近年、市内各町では、その地域の歴史、民俗等を紹介する小冊子が刊行され、その地域の町内の全戸へ配布といったことがなされている。

まさに自分達の住む地域、生まれ育った地域の歴史、伝統、文化等に関して網羅する内容が織り交ぜられ、実に興味深い。
またこれらによって史跡、名勝等の標柱や説明板も整備されつつある地域もあって、地域史を学ぶ、今一度再確認するには、うってつけでもあろう・・・。
青笹地区で刊行の「ものがたり青笹」は、各集落の家々の屋号が記載され、主だった家々の簡単な由来等も紹介され、どの系統かも一目瞭然、地元でしかわからない内容でこちらも興味深い。

上記画像は、私の地元、松崎町のもの・・・町内全戸配布された「松崎歴史がたり」と松崎町駒木地区を扱った「駒木」・・・特に「駒木」は、地方史ミニミニ版で歴史、民俗のみならず教育、文化、産業等全般にわたるもので、調査され発刊にこぎつけた著者に敬意を表したい逸作でもあります。
これら市内各町の地方史的なものは、以前の市町村合併、昭和29年に遠野市が一町七ヶ村の合併で誕生する前の上閉伊郡時代の各村史(誌)によることも大きい、どれも手書きでガリ版刷、後にタイプ等で打ち直してそれらしい小冊子にまとめられているものもありますが、古いというのはその通りながらも、刊行当時に口伝やら地域の伝承として伝えられていたことも記載され、これまた興味深いものがございます。
特に「定本附馬牛村誌」・・・・

附馬牛地区のひとつひとつの集落の起源やら古い御宅の記述、特に私が興味深いのは、中世遠野領主である阿曾沼氏の家臣で、各館主の名は語られるも、その館主達の家臣、配下の人々について若干触れられている点、これは見逃せない内容でもあり、まさに地元でしたか、わからない内容かもしれません。
例えば・・・・火渡館主、火渡玄浄広家
小倉集落には小倉玄成、荒谷には高木氏、さらに大野氏や桑原氏・・・さらに興味深いのは、その御子孫が現地に健在であったこと、あること・・・これらが伝えられていることが、嬉しい・・・・。

附馬牛町・・・右端の山野は火渡館跡
綾織、土淵、附馬牛・・・昭和29年以前の地域史が未だに主であるが、これらの地域も早期に現代版の刊行を期待したい、特に土淵町は、ぶれんど仲間の笛吹童子さんがお持ちの小学校関連の記念誌的に作られた書籍があって、神社等の由緒や位置等も記載されたものがありますが、これらを網羅したものが期待できるかもしれません。
いずれ、市立図書館には、これらの資料がございますので、自分の住む町以外の地域史、興味のある方々は、どうぞご覧になってもよいかもしれません。
無論、他にも関連資料はございますので、併せてご覧いただければと思います。
近年、市内各町では、その地域の歴史、民俗等を紹介する小冊子が刊行され、その地域の町内の全戸へ配布といったことがなされている。

まさに自分達の住む地域、生まれ育った地域の歴史、伝統、文化等に関して網羅する内容が織り交ぜられ、実に興味深い。
またこれらによって史跡、名勝等の標柱や説明板も整備されつつある地域もあって、地域史を学ぶ、今一度再確認するには、うってつけでもあろう・・・。
青笹地区で刊行の「ものがたり青笹」は、各集落の家々の屋号が記載され、主だった家々の簡単な由来等も紹介され、どの系統かも一目瞭然、地元でしかわからない内容でこちらも興味深い。

上記画像は、私の地元、松崎町のもの・・・町内全戸配布された「松崎歴史がたり」と松崎町駒木地区を扱った「駒木」・・・特に「駒木」は、地方史ミニミニ版で歴史、民俗のみならず教育、文化、産業等全般にわたるもので、調査され発刊にこぎつけた著者に敬意を表したい逸作でもあります。
これら市内各町の地方史的なものは、以前の市町村合併、昭和29年に遠野市が一町七ヶ村の合併で誕生する前の上閉伊郡時代の各村史(誌)によることも大きい、どれも手書きでガリ版刷、後にタイプ等で打ち直してそれらしい小冊子にまとめられているものもありますが、古いというのはその通りながらも、刊行当時に口伝やら地域の伝承として伝えられていたことも記載され、これまた興味深いものがございます。
特に「定本附馬牛村誌」・・・・

附馬牛地区のひとつひとつの集落の起源やら古い御宅の記述、特に私が興味深いのは、中世遠野領主である阿曾沼氏の家臣で、各館主の名は語られるも、その館主達の家臣、配下の人々について若干触れられている点、これは見逃せない内容でもあり、まさに地元でしたか、わからない内容かもしれません。
例えば・・・・火渡館主、火渡玄浄広家
小倉集落には小倉玄成、荒谷には高木氏、さらに大野氏や桑原氏・・・さらに興味深いのは、その御子孫が現地に健在であったこと、あること・・・これらが伝えられていることが、嬉しい・・・・。

附馬牛町・・・右端の山野は火渡館跡
綾織、土淵、附馬牛・・・昭和29年以前の地域史が未だに主であるが、これらの地域も早期に現代版の刊行を期待したい、特に土淵町は、ぶれんど仲間の笛吹童子さんがお持ちの小学校関連の記念誌的に作られた書籍があって、神社等の由緒や位置等も記載されたものがありますが、これらを網羅したものが期待できるかもしれません。
いずれ、市立図書館には、これらの資料がございますので、自分の住む町以外の地域史、興味のある方々は、どうぞご覧になってもよいかもしれません。
無論、他にも関連資料はございますので、併せてご覧いただければと思います。
八戸では新聞・公共団体問わず停滞の雰囲気なのでうらやましいです。
古老語りや伝承はこうして伝えていかないと消えてしまうだろうからどんどん刊行してもらいたいものです。
新しい遠野市史、刊行されたら手に入れたいものです。
遠野市史、出てから30年以上たってますので、そろそろ新しいのが読みたいですね。だけど、刊行を焦って中身を妥協したらダメです。新版を出して中身がしょぼくなった自治体史もありますので、そうなっちゃダメです。
館跡の章か節を設けて、とらねこさんの調査結果が載ったら最高ですね。それも決して夢ではないと私は思っています。
「良いつくり」じゃなくてもいいので「読みやすい」ものだといいなぁ。
八戸郷土史関連では、湊文庫なんかでみた書籍をみますと、結構充実しているのではと思ってました。
特に根城南部家関連では、一歩リードといったことで、ご当地といった雰囲気でもあります。
ここにあげた小冊子なんかは入門編かと思いますが、それでもこれらを何かとして伝える、これらは一応、形として見られると思ってます。
確かに郷土史料としては、結構あるようでもあります。
主に伝承という点では面白い内容もあって、個人的に考えていたことに当てはまる内容も若干あったりと助かる面もございますが、最近は、一概に信じることもこれまた少なくなりつつあります。
物足りない・・・これが正直な気持ですが、何かしらまだ見ぬ文献、資料はありそうです。
遠野市史・・・
考えてみれば、合併してまだ1年半、自治体史は、教育や産業、医療等まで波及しての内容ですから、もうしばらく市の行く末や発展をみての刊行でもよいと思ってます。
でも通史編とか中世史編とかで、その分野別に徐々にも良いのではとも考えます。
良いつくりで、わかりやすいが一番かと思います。
でも、その市、地方を扱う自治体史でもありますから、ひとつの資料的な入門書以上の詳しさは必要かとも思います。
いわば遠野市の歴史がそれに詰まっていなければならないと私は考えます。
でもわかりやすいにこしたことはそのとおりです。