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「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

地籍調査で・・・

2005-05-12 20:25:58 | その他
とにかく寒い、田植時期の前後一週間くらいは冷たい雨が降ったり、曇りがちの日があったりと、寒いのは例年のことではありますが、3月下旬の頃の気候か?ジャンパー、ストーブは手放せません。

タイトルの地籍調査・・・
国土調査法に基づく・・・・なんとかで、説明会を開催します・・・との役所からの御案内。
軽い気持ちで出かけたが、中身を聞いて少し唖然というか、家主としての責任みたいなものがあらためて湧き出る思いでもありました。
地籍とは、人で言う戸籍の土地版、これは説明を聞くと実に自らが無知でさらに地域生活では大切な事であり、また近隣の方々との普段からの付き合い、調和を崩さないためにも、さらに子、孫の代までも・・そういった重要な行為であると認識せざるを得ない。
今回の国土調査に係る地籍一筆調査、私の住む地区内で隣の集落が対象、隣の集落の山林に持山があるので私も対象ということであるが、調査、図面作成、登記まで4年係りということである。
さて、恥ずかしい話しながら、自分名義の山林が何処にあるのか、漠然とわかっているつもりでも実際に足を踏み入れたことがない。隣接の山林は地元の顔見知りの方の所有であるので、兼ねてから近いうちに境の確認と山の状態を見ようということになってはいるが、今回、調査前に地権者同士で境界の設定の確認と杭打ち、さらに刈り払い等の作業を事前にするようにとのこと、いわれれば当然でもある、自分の財産ですから自己管理は基本で、ましてや隣との境界は最も重要で、下手すると争い事の種にもなりますから、慎重かつ調和も必要と痛感しております。
ただ今は親父にきちんと山へ連れて行ってもらっていたら、自分からお願いしていれば・・と後悔もしております。
面白いことに集まった地元の方々、以前の図面を見るなり、前より面積が少なくなった、広がった、中には「この菊池○○ってだれだべ」「おらは、すらねじぇ」「あいや、ほんでね」つまり、自分ところの山林の隣接の地権者が一人ではなく、複数存在することを今はじめて知ったということで、その方が誰だかわからず役所の方に調べていただくという場面もございました。実は私ももう一人の方と山が接してした事実を図面をみて知った次第です。
生前親父が、隣接の地権者と境に杭を打ったり大石を置いたりして境界は決めていたということを聞かされてはおりますが、皆さん大概は沢で隔てていたり、目印の大木や置石で取り決めていたといわれ、随分と境が動いたという話もされておりました。
いずれにしてもよい機会でもありますから、本気で取り組みたい・・そう思いました。

それと歴史、民俗的なことながら、この地域の字名等、こういった詳細な地図でないと確認できない、今は皆無に等しい地名が散見され、これにも興味津々の自分がそこに居りました。

画像は、我山林に隣接の三峰様
昔は狼が出没、人や家畜を襲い、さらに農地まで荒らすので、三峰様を地元で祭っていたものです。三峰様は狼を使いとする山岳信仰のひとつといわれます。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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土地より・・ (たま千代)
2005-05-13 22:10:14
土地そのものより、土地に係わるものの方がとらねこさんの興味を引いたようで(笑)。

面白い・意外な事実が発見できればいいですね。



三峯様・・・

遠野には昔、狼が沢山いたと遠野物語にも記されていますが、オラホの町にも昔はいたようで。母親からは、狼よりも狐の話をよく聞きました。夜に狐の鳴き声を聞くのは恐ろしかったとか・・・冬、飼っていた鶏が狐に襲われて、翌朝雪の中を鶏の血を辿って探しに行ったという、如何にも昔話になりそうな話を聞かされました
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狼ですね (romi)
2005-05-14 11:39:35
みつみねじんじゃ

イザナギとイイザナミを祭神とする埼玉秩父の社と辞典には出てきますが、オオカミ(狼・大神?)とは知りませんでした。当地区にも小さな祠が・・・・鎌倉と江戸ではブームの質が違ってるようですね。
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三峰様 (とらねこ)
2005-05-14 18:57:16
たま千代さん、romiさん、コメントありがとうございます。

駒木妻の神の三峰さんは、安政年間の建立といわれているようです。

なんでも里に狼が出没、人や家畜が頻繁に襲われるということで、三峰様の祟りではないか・・(狼は三峰様の使いで、狼を通じ火難、盗難、病災)ということで衣川の三峰様から分霊して祀ったら狼は姿を消したという謂れなそうです。
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