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「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

ぼがだべが?(嘘ですかね)

2005-12-03 20:03:08 | 遠野
 まとまった積雪、風雪と・・・真冬並みの遠野、路面も圧雪状態とかなり車の運転には気を使う、北国のドライバーとはいえ、まだまだ冬も序盤、圧雪路や凍結路の感覚も完全に戻っているものでもないっ、とにかく慎重に滑らないようハンドルを握る、アクセル、ブレーキを使いこなす、これが基本でもあります。

 さて、またまた史跡関連の内容で恐縮なのですが、拙ブログとリンクいただいております「アズプラン」さんのブログに「黄金の牛」の話が触れられておりましたが、その関連とはいかないまでも、当方が舘跡めぐり等で、時折聞く話しをふたつほど・・・・

 舘跡めぐりの際に多くの関係者に関わっているものでもないし、むしろ単独といっても過言ではありません。
 たまに土地所有者なり、地元の方と僅かながら接触することがありますが、共通して、舘山には金の牛が埋まっているとか、仏像が埋められているとか、よく見聞きいたします。
 それも近年、ほんとか嘘か、わかりませんが集落民こぞって山へ出かけ宝物探しを何度かした、祖父さんの代に一度、その前に一度、自分もしたことがあると古老は語ります。
 近所の松崎舘でも、山林所有者が同僚のお宅で、本家と分家とで舘山を分け合っているとか、以前、同僚に舘を調べたいので、「不定期ながら何度か山に入っていいか」と訪ねたことがあった。
 同僚は本家にも聞いてみるということで、その返事は金の牛が埋まっているという言い伝えにて、むやみに入山されては困る・・・しかし、これは冗談らしく、「金の牛があるので、ついでに探してもよい」とのこと。無論、見つけたら山分けでしょう・・・笑
 これと同じような話が宮守舘でもあった。

 さて、これがボガ(嘘)かホントのことかは、よくはわからないが、でもなんとなく惹かれる言い伝えでもあります。

 ちなみに舘跡のことを聞くと、時折、古老達は子供の頃、刀を見つけたとかよく聞かされます。
 実は私も母の実家(綾織西風舘)の裏山にて錆びた小刀(鞘や柄は無し)と冑を見つけたことがあった。
 今もなお、何かあるのではないかと実は期待しております・・・汗

画像は宮守舘(下宮守小沢)

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12 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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白銀・黄金 (羚英)
2005-12-04 00:59:26
会津では昨日の朝うっすらと雪が降ったそうです。

東和町でも今日は雪が積ったそうですが、遠野ではいかがでしたか?

ついこのあいだ紅葉の画像を拝見しましたのにもう白雪が舞う時期だなんて、南部の四季は移り変りが早いのですね。



黄金の牛…古代エジプトのようです!
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世界同話? (romi)
2005-12-04 11:32:21
十戒を連想されたのでしょうか?

偶像崇拝に神が怒るシーンは学校で見せられた映画で、強烈な印象を与えましたよね!

チャールトン・ヘストンの出世作品ですよね。

話しがずれたみないなぁぁ~



洋の東西を問わず、同じような・似たような話しが語られるのはホント不思議です。
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十戒 (羚英)
2005-12-04 21:10:21
>romi様



「黄金の牛」のお話を拝見しました。



十戒に出てくるのは、疲れ果てたユダヤの民が黄金の牛を崇拝したので神が激怒した…でしたね。

セシルBデミルの大作ですね。

チャールトンヘストンは子どもの頃大好きな俳優さんでした。(個人的にはベン・ハーやエル・シドの方が好きです)



古代エジプトでも牛は聖なる動物でした。

ハトホル女神は牛の姿をしているし、牛そのものの神アピスもいます。

その影響も少なからず約束の地カナーンへと帰る(出エジプトの)ユダヤの人々にもあったのではと思います。



仰せのとおりに、よく似た神話や言い伝えが遠く離れた地にもあるのが不思議ですね。

とらねこ様、お話が脱線してしまって申し訳ありません(汗)
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金属探知機 (佐藤さえ)
2005-12-04 23:38:36
もって山に入りたくなるお話ですね。

昔金の生産地ならではのロマンチックな言い伝え、いいですね。
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金の山 (romi)
2005-12-05 01:20:38
>玲英さま

遠野南部は石高は少なかったのですが力を持っていたようです。

「カネ=金・銀・銅・鉄・・・」カネの山を支配していたんですネ。♪~いなかぁ~なれどもよ~

のフレーズの『南部牛追い歌』にも出て来る歌詞。

産金の地は昔は隠していたんです・・・多分。

歴史の表舞台に遠野が出てこないのはその為?かと・・・。(笑)

で、どうでしょう?とらねこ様???



*東洋では角のあるものは悪の象徴

 西洋では龍が同じ立場に有るのは不思議です。
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宝の山っ (タマ千代)
2005-12-05 11:16:39
黄金の牛の話はギリシャ神話にも出ていたかな・・・アルゴ船遠征の部分だったっけ・・・??内容は憶えていませんが。

あちこちに散らばっているようですね。何か、「黄金の牛」という言葉自体が象徴的な感じ。実際は違う物かも知れません・・・なんちゃって!



昔、有力者が治めていた土地には少なからず「宝物」伝説はありますよね~。まして、遠野は金山もありましたから。



金目の物はともかく、その土地から思いがけない話や歴史を発見することがなによりの宝だったりします(笑)。
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べご(牛) (とらねこ)
2005-12-05 13:08:07
羚英さま

遠野も既に何度か降雪があって、先週末から雪が積もっております。といっても私の住むところは5センチくらい、遠野物語の主な舞台、土淵というところは倍は積もってました。

牛も大事な家畜だったでしょうし、伝説にも登場しますが、遠野ではべごっこより馬が大事にされておりました。牛関連の伝承はむしろ珍しいのではないか、と思います。でも古今東西、世界にはそれなりに似た話がある、これは頷けます。
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南部と産金 (とらねこ)
2005-12-05 13:16:02
romiさん

十戒、私も観ましたよ。チャールトン・へストンは当時史劇ものの申し子のような俳優さんという印象です。猿の惑星も代表作ですね。

南部領はいわずと知れた金の産地でもありますが、実は江戸時代半ばには、ほぼ掘り尽くされていて、かなり藩の屋台骨は傾きつつあったようです。遠野も同じで、一時、小友、鱒沢は遠野南部家領から本藩に取り上げられております。金山狙いだったそうですが、予想に反して、金鉱脈は見つからず、後に再度遠野領となっています。

ちなみに南部藩では金に見切りをつけて銅山へ移行しているようです。
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黄金の牛 (とらねこ)
2005-12-05 13:20:14
佐藤さん

金で牛の形にしたのではなく、牛のような形の金塊が正しいものと思います。

舘山跡には、黄金が埋まっている、牛の形、金の仏像・・・ひとつの舘が管轄する地域は村ひとつ、或いは集落を少し・・・庶民といいますか農民にとっては舘主は狭い範囲ながらも権威、富の一番身近な象徴だったかもしれません。金のひとつや二つ隠していたに違いない・・なんて考えていたかもしれません。
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そのとおり (とらねこ)
2005-12-05 13:24:09
たま千代さん、いい事いいますねえ・・・まさに「そのとお~り・チュウリッ(きゅうり)」安部与一さん風・・・汗



歴史や伝承を知る、これに勝るものはございません・・・私にとっては・・・でも、ついでに黄金の牛でも出てくれば、なお「おもしぇがべな」
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