今年も我家というか私が別当を勤める愛宕堂の宵宮の時期となりました。
福泉寺境内に鎮座する愛宕堂(愛宕大権現、愛宕神社)
厳密には神社という位置づけではないと理解している。
元々は勝軍地蔵、愛宕大権現というように仏教に関わった内容であったと理解している。
いずれ江戸時代中期以降?修験の関連での霞場として建立ということは明らかになっているが、古の鈴虫、松虫伝説や地域での伝説の一部として取り上げられる対象ではあります。
例大祭は旧暦の6月24日となりますが・・・色々と現代の習わし等もあって今年は7/23に宵宮を実施しました。
例年は山百合が境内に咲き誇り、ヒグラシの大合唱という場面ではありますが、今年は少し事情が違っております。
山百合は最盛間近・・・
庫裏建設工事に関わり境内の雰囲気も結構様変わり・・・
参道の趣もかなり変化
近くに住みながら久しく確認していなかった・・・汗
ここまで変わるとは思いもよらずです。
嵩上げ工事がここまで進行中・・・これほどまでに変化とは灯台下暗し・・・。
紫陽花も健在
肝心な宵宮は・・・
例年より少し早く午後5時から執り行うことに・・・
もう参列の人数は問題外・・・
関係者のみということで・・・
ヒグラシの大合唱は無し・・・
日中はさほどでもないが気温が上がらず・・・特に夕方は涼しい風が吹きこんで初秋のような雰囲気でした。
ブログ開設以来、愛宕堂の宵宮はかかさずお伝えしております。
先祖から継承している伝承行事であると共に別当家としての義務でもあること
、近年は人間の都合で日程の変更や直会の簡略化もした経緯がありますが、やはり途絶えさせてはいけないという使命感もあり、今後も継承して参りたいと思うところでもあります。
直会での〆はあっさりと・・・
菩提寺ご住職御夫妻との懇談では当方の今の現状等、的確なご指摘もいただき、今後の人生について改めて考えるきっかけとなったこと、これに尽きるという思いでもありました。
ちなみにこの日が小生の誕生日でこのイベントに併せてのお祝いとの位置づけとのことで、やむなし・・・これは受け入れることに・・・涙