「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

種山・遊林ランドの湯

2006-08-31 14:52:36 | 湯っこ・鉄道・旅・・・
 職場の後輩が、近々家族を伴って種山高原の星座の森でキャンプをするという、その下見に過日行ってきたそうで、眺めがよく、しかも近くには「湯っこ」があるという情報・・・。
 そういえば昨年、盛岡、紫波の知人と江刺人首の探訪をしたが、その際の昼食は種山高原の道の駅だった。
 確か、道の駅の向かいの山に入浴施設の看板を発見しておりましたが、やはり「湯っこ」があるらしい・・・・。

 そこで・・・・・。
 今回は、小友外山から種山高原へのダートに挑戦、種山高原といえば奥州市(江刺)、住田町、そして遠野市もその一部がかかっているはず、虎猫魂・・・いやっ、山猫魂に火がついた次第です。


遠野市小友町外山・・・外山集落を過ぎると舗装道路が砂利道に・・・。


外山をだいぶ過ぎ峠らしき頂上も過ぎて、一部草地が見え出したところから・・・
遠くに望むは早池峰山か?

 途中広めの道もございますが、左右草木が伸び、道も悪路も多いです。




種山高原

 いよいよ高原らしいところに至る・・・外山から20分程度か・・・。

 遠くに天文台らしきものが見えますが、何を血迷ったか、途中の星座の森へ・・の案内板を見損ない、悪路を下ってました。
 さらにT字路、感覚的に右へ折れると、これまた草木が道を覆うもの凄い道、さらにまたしてもT字路、こちらも感覚的に右ではあるが妙に道が新しい、しかも工事中とある。
 すると前方からジムニーが、中から人が降りてきて、「どこへ行くんですか」「何しに行くんですか」ときたもんだ。
 「えっ・・と、写真撮りです。」すると「風景ですか、この先は通り抜けできませんよ」「ありゃ、星座の森に行こうとしてるんですが・・」「星座の森は来た道を戻って、登り切った付近の草原の間に道がございますから・・」「すみません、ありがとうございます」・・・ということで、またもやひどい道を戻って、ようやく星座の森に行く着くことができました・・・汗


星座の森キャンプ場・・・こちらは奥州市江刺区

 なかなかの施設が展開されている、夜はすばらしい星座の数々がみられるという・・・一度泊まりにこなくては・・・。

 おっと、こちらには用はない、目的は「湯っこ」である。
 しばらく道なりに下りますと・・・。


遊林ランド

 こちらは住田町分のようです。


遊林ランドの浴場

 入浴施設はヒノキ風呂、ヒノキの香りがほのかに匂う、しばしリラックス・・・。

 感想・・・
 こじんまりとしておりますが、まあ広さは十分、また大好きなサウナもあります。
 サウナは5人も入れば満杯ですが、洗い場の数等からすれば無難な感じです。
 強いていえば、水風呂があればなお結構という感想です。

 年末年始を除いて定休日なしがうれしいですね。
 入館、入浴料・・・大人400円也

 ちなみに我家から赤羽根トンネル経由で50分の近さです。
 流石に小友外山越えは近いですが、冬は無理ですし悪路ですからね。

 
道の駅「種山ボラン」


 種山高原といえば宮澤賢治と縁があるところ、賢治関連グッズが結構売店に置いてございます。

 
 さて・・・帰りはどのルートか、江刺人首に出て五輪峠か国道107号に出て柏木平経由か・・と悩みましたが、江刺方面ですと以前山猫さんがご紹介しておりました木細工小学校跡(映画ロケに使用)や古歌葉(こがよう)集落、なんとも雅といいますか趣のある名ではございませんか、それと道沿いには石碑等も見られ、なかなか興味深いルートではありますが、今回は住田へ出て赤羽根経由の道を選択いたしました。

 高校生の頃、友人達とバイクで荷沢峠を越えて、途中で右折、種山高原、そして江刺に抜けてミニツーリングをした記憶があって、途中の大股、小股のどちらかが種山方向に向かって左手は川、右手はちょっとした町並みたいな感じて、そこで瓶コーラを飲んで休憩した記憶があって、その地を見てみたいと思ってのことですが、だいぶ道も変わっているし、その町並みたいなものがなかった・・・汗
 小股というところが少しだけその雰囲気があったけど、町並といった感じてはありませんでした・・・当方の記憶違いか・・・汗

 小股が出たついでに・・・・小股内膳

 小股内膳という人物・・・・阿曽沼氏が没落し完全に南部領となり、さらに遠野南部家時代初期に名が出てくる気仙の土豪。
 
 気仙と小友境に伊達領内の人足を連れて入り、小友地域の金山を盗掘する親分という印象(遠野からみれば)
 さらに鉄砲隊まで引き連れて小友赤坂金山を占拠したともいわれます。

 小股の地名からして、この地域に勢力を持つ一族だったと思いますし、荷沢峠も近い位置付け、小友地区への出入りも簡単に出来る地域性もあったかもしれません。
 
 それにしても今回は、遠野と種山高原、車でしたが割りと近かったという印象、古には隠し道や裏街道なんかもあって人々が密かに往来していたイメージが残りました。


 おまけ・・・


 遠野ブロガー達がよくエントリーする青笹のお堂・・・。
 オリンパスブルーを意識しましたが、露出補正が甘かったです・・・汗
コメント (14)
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