地の底の記憶

実家は田舎で、ＩＴインフラのスピード面では遅れているのだと思います。
光であっても、雨天の時は遅くなるように感じます。
そんな中、パソコンを立ち上げようと思ったら、更新プログラムが動き出して、
「電源を切らないでください。処理にしばらくかかります。」の表示が出て、結局２時間かかりました。
また、使う事のない（出来ない）機能が増えて、動きが重くなったのかなぁ・・。


さて、人形が絡む倒錯した愛の物語。
背景に登場するのは、
「何もない」宇津茂平に立つ電波塔、鉱石ラジオから聞こえて来る声、鉱山跡地の地底湖、青い石ラピスラズリ（瑠璃）・・。

記憶力がどんどん衰えて認知症になっているのか等とよく思いますが、老化の他の一面とも思われる精神の錯綜の兆しらしきことも感じるようになって来ていて・・、そのような視点からも、面白く読みました。
出来れば、迷惑を掛ける事なくサヨナラしたいが・・。

（16/09/26撮影）