《周王朝の王子という身分を捨て、群雄割拠する諸国を商人として渡り歩く青年・公孫龍。その清廉潔白な人格で将軍や有力者たちの信頼を得た彼は、自らその登用に尽力し、燕に仕えるようになった名将・楽毅が企図する空前の大戦略の実現に向け、才覚を発揮する。名作『楽毅』の感動が新たに甦る、宮城谷文学最高傑作、第三部。》
五国(燕・趙・魏・韓・秦)が合従して斉を攻撃する時の上将軍となった楽毅の活躍場面が多くなる。
「・・後世に語り継がれるほどの大戦の端緒であり、上将軍となった楽毅は、はるかのちに漢王朝を創立する劉邦に、また『三国志』の中でもっとも人気の高い諸葛亮(孔明)にも、あこがれの存在となるのである。」
「白馬非馬説」の公孫龍(紀元前310年代頃 - 紀元前250年代頃)も登場し・・、本書主人公の公孫龍は、オリジナルキャラクター?
小説雑誌の掲載済み量がある程度溜れば、第四巻が出るのだろうとは思うが・・、その本を読む頃には、これまでのストーリーを忘れてしまいそう・・。
(画像借りました。)
余談
この本は予約で借りた事もあって、割り込みで読んだため・・、その前に借りていた本が読み終えられなくなり、延長借出しを依頼した所、その本は予約が入っているので貸し出し不能との事。
別の本を借りようと書架の前で探していると・・、職員の人が急いでやって来て「先程の本の予約者数が数分の間にもどんどん増えていて、更にかなり増えると思われるので、予約しておきますか?」・・、予約しました。
1/17「・・直木賞は河崎秋子氏(44)の「ともぐい」(新潮社刊)・・」、前日、図書館が休館日だった事もあってか、この日、予約が殺到したと言う事らしい。
その著者の本は数冊借りた事があったので、2週間ほど前、書棚にあった本を手に取っただけなのに・・、暫く、職員の方々と興奮気味の会話が弾みました。